運命の一枚




今回のは題名の通り、私の今に続くきっかけとなった写真です。

フラットベットスキャナを買って、最初の写真をどの写真にするかはかなり前から決めていました。
この写真、35mmで撮ったのですが、自分で撮った写真のうち最初に大伸ばしした写真で、さらにインターネガを作った最初で最後の写真なのです。
そして、35mmの原版は何故か何処かに紛失してしまって今はインターネガしか残っていない状況なのです。
なので、35mm専用のフィルムスキャナじゃスキャンできないし、ブローニーのネガなのでデジカメで撮っても色は出せない状況で、新しいスキャナでしかスキャン出来ないってことです。

この写真、今見ればどうってことない写真なのですが、当時は凄く良い写真に見えて、且つ、プリントに出した松山の写真屋(当時は松山に住んでましたから)でも褒めてもらって・・・。この写真をきっかけにして写真にのめり込んでいったのでした。

この写真、知る人ぞ知る奥日光の小田代が原なのですが、当時の私はたぶんカメラの使い方もあまりよく分かってなくて、記憶する限り露出補正の仕方も知らなかった、というより、露出補正って概念すら知らなかったと思います。
そしてさらに三脚すら持ってなかった。どうやったかというと、小田代の周りに作られていた柵の支柱の上にカメラを置いて、さらにフレームの調整の為、左手をカメラの下に敷いて、その状態で露出時間は恐らく20秒か30秒息を殺して撮ったように記憶しています。
今思えば天下の小田代に三脚も持たずに写真撮りに行ってたなんて・・・・、知らないということは、げに恐ろしきことなり。(笑)。

色は原版がないし、プリントした写真も手元にないので、正しくないかも知れません。記憶では霧は褐色系の色になってたように思うのですが・・・もう20年以上前のことなので記憶が混乱してるのかも知れません。

栃木県日光市