日本語教室指導者研修会(報告)
日本語教室では、本年度の指導者研修会を下記の様に開催致しました。
日時は9月の第一(5日)、第二(12日)、第四(26日)土曜日の午後、場所 中地区公民館にて行いました。
テーマ・講師は、
・理解活動(読解・聴解)のあり方 田中道治さん=京都外国語大学留学生別科主任
・日本語を教えるとは 小澤祥子さん
・学校で学ぶ文法と日本語教室での日本語文法 浅井華代さん
参加人員は延べ60名(外部29名・ボイス31名)でした。講師の豊富な知識体験から表題に沿ってのお話、あっと言う間のひと時が過ぎました。
内容を少し報告しますと、
田中先生は、初級、中級の受講者に指導者としてどの様に理解活動に接すべきかを理論的に整理し指導方法の歴史的な解説も入れ、指導者の心構え・指導の為の準備等を示してくれました。
小澤さんは、まず日本語を外国語としてとらえてみましょうと私達が日常気付いていない基本を指摘し、具体的には使用テキスト「みんなの日本語」の内容を要約して上手に使う方法を解説されました。
浅井さんは、表題の文法の違いを具体的な語彙を用意され解説し、そして用意した言葉(語彙)を受講者に投げかけクイズ形式で進めてくれました。また、教室で使う教材として、カレンダー・新聞の折り込み広告・観光地図等が地方情報満載で大変役立つとも教えてくれました。
3講師とも、言葉=日本語=はコミニュケーションの大切なツールである。相手の文化背景を理解し、日本の生活習慣やいろいろな情報を正しく理解してもらえるように、さらに教室を楽しく=自らも楽しみ=するようにと具体的に表題に結び付けて解説や手法等を話されました。
外部参加者の何名かは、研修会の後の日本語教室にも参加し生の指導を体験してもらいました。有意義な勉強会になったと感想を述べていました。
忙しい中ボイスの皆さんもたくさん参加して下さり有り難うございました。加えて実践の場、教室への参加をお願いして報告とします。
水江 智弘