行楽のシーズン、まっただ中の10月15日、例会として、京都府の大山崎市にある大山崎山荘美術館とサントリーの山崎蒸溜所への日帰り旅行が行われました。
秋の例会『大山崎山荘美術館』
秋晴れの10月15日、参加者一行16人は、彦根駅を9時前に出発して先ずは大山崎山荘美術館へ。
ここは大正から昭和にかけての実業家、加賀正太郎氏が惚れこんだ場所で、天王山中腹に建てられた家です。
現在はアサヒビールが所有管理する美術館となっています。
本館は仏教美術の企画展の最中で、落ち着いた調度品(坐り心地の良いソファに暖炉やステンドグラス等)と共に絵や彫刻を堪能しました。
建築家安藤忠雄が設計した「地中の宝石箱」と呼ばれる新館にはモネの『睡蓮』が展示されており、本館とはまた違った雰囲気を醸し出していました。
本館には喫茶室があり、テラスでお茶を飲みながらしばし歓談。この山荘を作った加賀氏はこのテラスからかつて見られた木津川・宇治川・桂川の3川が淀川へ合流する風景を好んだそうです。
この山荘は庭園も見所の一つです。穏やかな秋のひと時を過ごすのに、持ってこいですが、また違う季節にも是非訪れたいと思える所でした。
お昼は京都料理を美味しく頂き、その後例会があり、その雰囲気に浸りながら、あ〜VOICEメンバーで良かった!としみじみ。
午前中アサヒビールだったので、午後はサントリーへ、という訳ではありませんが、サントリー山崎蒸溜所へ。薫りだけで癒される(?)工場見学とウィスキーの試飲。良い水に恵まれた山崎を満喫した一日でした。
貰った資料には、山崎は駅周辺だけでも国宝の茶室・待庵がある妙喜庵、大山崎歴史資料館、宝積寺(ほうしゃくじ)等々ハイキングコースも含め、四季折々、歴史好き・建築好き・アート好きを魅了する土地のようです。
彦根もそんな街に…。
しゃべって見て、しゃべってしゃべって、合間に食べての盛り沢山の一日でしたが、5時前には彦根駅到着で、例会係さんのほんわかした中にも緻密な計画に脱帽です。ありがとうございました。
今村奈々子