卒業旅行スペシャル
3日目 <阿寒〜札幌 2002年3月27日> 移動距離 611.1km
3日目 全行程
朝食・朝風呂を目いっぱい堪能し、午前10時に出発しました。これが普通の「旅」だよなぁ。今までのは「強行軍」だもん。
この日の行程は、
阿寒→鶴居→音更→広尾→浦河→静内→新冠→鵡川→札幌
と、十勝から一気に南下し日高管内を通って札幌へ帰る行程となりました。
阿寒を出発しまず最初に丹頂鶴が飛来するところでおなじみの鶴居へ向かいました。3月末なので丹頂鶴なんてもういないだろうと思っていたら、思いのほかたくさんいました。
我々が訪れた場所は私有地なので遠巻きでしか鶴を見ることができませんでしたが、始めて見る丹頂鶴はいいものでした。
鶴居を後にして、また阿寒に戻ってきて阿寒の道の駅へ向かいました。ここでもオイラはスタンプは押せず(爆)……。
国道240号を南下し大楽毛まで戻って、今度は国道38号に乗り換えて帯広へと向かいました。帯広までの道中、さすがに今までの疲れが溜まったのか、トークのネタが尽きたのか、車内はほとんど無言のままでした。NIHEY!に至っては寝てたもん。0久保が運転してるっちゅうのに。
帯広に入り国道241号に乗り換えて、1日目に訪れた音更の道の駅へ向かいました。
オイラはここでスタンプ帳を手に入れて、音更から再スタートすることになりました(笑)。いまさら再スタートしてもねぇ、道央・道南・オホーツクが無いし。あぁもう思い出すだけで切なくなってくるわ。
音更を後にして今度はNIHEY!の彼女へのお土産の豚丼を購入しにJR帯広駅へ行きました。この帯広駅、たたずまいが桑園駅にそっくりなんですよ。入っているテナントまで同じものがあるし。
豚丼を購入し、帯広から国道236号で広尾へ向けて南下を始めました。広尾までの道中、中札内・更別・忠類と3ヶ所の道の駅でスタンプとカントリーサインを稼ぎまくりました。このラインは3村とも隣同士なのでスタンプ稼ぎにはもってこいです。
スタンプを効率よく押した後、我々は大樹町のセイコーマートで遅い昼食を食べて、広尾から天馬街道に入り浦河へ向かいました。この天馬街道には北海道で一番長いトンネルの野塚トンネルがあります。その距離4232メートル。ちなみに4km級のトンネルはここだけです。
トンネル内で「ここから○○町」ではなく「ここから日高支庁」と書いてあったのが印象的でした。日高支庁ってわざわざ書くってことは、そこは浦河ではないんだろうね。地味に様似とかね(あくまでも憶測)。
野塚トンネルを抜けて浦河町に入ったときには辺りも薄暗くなってきました。浦河の市街地に近づいてきた時、NIHEY!がおもむろに浦河出身の彼女に電話。いきなり浦河町の実況中継が始まりました。3人とも車内で爆笑だったのは言うまでもないでしょう。
実況中継のおかげで浦河町はあっさりと抜けて、辺りはすっかり暗くなりました。我々も大分おなかが空いてきて晩御飯はどうしようかと決める時間になってきました。我々は日高管内に来た時に必ず出てくる話題に「静内のヴィクトリア(通称静ヴィク)に行こう」があります。大体「いや遠いし行かないから」と言って話が終わるのですが、
今回ついにその静ヴィクで飯を食べることになりました(NIHEY!と0久保は大いに笑ってください)。
静ヴィクで夕食を食べて、今度は新冠の道の駅へ向かいました。ここは夜遅くてもスタンプが押せるのでとてもありがたいです。
新冠の道の駅を後にして、我々は国道235号をひたすら北上しました。途中、とても面白い事件に遭遇しました。
国道235号の海岸線を走っていたとき、辺りは暗いのと道が結構クネクネしていたので、追い越し禁止地帯でも比較的ゆっくりと走っていました。で、当然ながら後ろからあおられていました(笑)。中には追い越し禁止にもかかわらず、追い越していく車もいました。
そんな中、一台の車が必要以上にあおってきたので結構困ってました。道が2車線になり我々は登坂車線に入った途端、後ろであおっていた車は赤色灯を回しながらすっ飛んでいきました。
そうです、我々はパトカーにあおられていたのです(笑)。つまり、追い越し禁止なのに追い越していった車を捕まえるために追いかけていたのですが、パトカーが追い越し禁止をして捕まえるわけにはいかないので「車とっ捕まえたいからお前ら早く走れ!!」っちゅう意味であおっていたわけです。
パトカーが追い越していって約10キロ走った先に、一番最初に追い越していったテラノが捕まってました。それにしてもパトカーにあおられるのは後にも先にもこの時だけではないだろうか??
そんな珍事を後に、我々は鵡川町に突入しました。鵡川は我々にとっては「ししゃもの大野商店」でおなじみの町。この時世間は春の選抜高校野球で21世紀枠で出場する大野高校の話題でにぎわっていました。我々はその大野高校を見に行くことになりました。しかし、地図で書いてあるところに行ってもそこには高校らしき建物はなく10分ほど街中をさまようハメに。
やっと見つけた高校は地図で指し示していた場所とはえらい離れてました。
建物がこれまた随分ときれいな高校でした。
鵡川を後にして、我々は厚真から日高自動車道に乗り、そのまま道央道に合流して一路札幌へと向かいました。3月28日午前12時、総走行距離1919.1kmに及ぶ我々の卒業旅行はNIHEY!と0久保の2人は無事に(オイラは根室での例の惨劇があったから100%無事じゃない・爆)幕を閉じました。
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