Misato V20 スタジアム伝説〜最終章〜
NO SIDE
( 2005/08/06 インボイス SEIBUドーム )
SET LIST
去年の「2006/08/06 NO SIDE」という文字がスクリーンに映し出されてから1年経ちました。この1年間、短くも長い1年でしたが、ようやくこの日が来てしまいました。
去年、一昨年同様、旭川空港から羽田に向かいました。さすがに待合室では美里ファンは見られませんでしたが、新千歳空港では何人かいたそうで……。
羽田に到着して本来なら一目散に西武に行くのですが、今年は念願の「ミルクホール」に寄って「カルピスあんず」を食べてから西武に向かうことになりました。「ミルクホール」が何なのかを知りたかったら日本一でかい検索サイトで調べると一発で出ます。
ミルクホールで一緒に西武に行くメンバーと合流し、念願のカルピスあんずをいただいて、写真を撮って後にしました。後日、写真を現像したらカルピスあんずの写真はは暗くてなんなのかわからず、ミルクホールの玄関の写真は「ミ」の字が切れてて「ルクホール」しか写っておらず、痛恨のミス連発でロクな写真が撮れませんでした。まぁデジカメを忘れて写るんですを買った時点で負けが確定してたかも。
ミルクホールを後にして池袋へと向かいました。西武池袋駅に着くと1日乗車券を求める列を見つけ、無事に1日乗車券をゲットしました。いやぁ今年のデザインはMルネの別Ver.の写真でこれまたお美しいったらないです。
駅の中にはいたるところにV20のポスターが貼ってありました。横にいた方はここぞとばかりにデジカメで撮っておられました。オイラも負けじと写るんですで撮りました。出来はちょっと暗めでした。
快特だったこともあり、思いのほか早く西武に着きました。ついてまず驚きました。ありえない数の人がいました。去年、一昨年なんか目じゃないくらいの人だかりでした。さすがに最後だから一目見ようと全国津々浦々からファンが殺到したんでしょうね。こういうのも堪能できるのも最後かと思うとほんと残念でならない。
長蛇の列の中、ファンクラブの更新をしたり、V19のときのオマケを頂いたり、グッズを買ったり、小さいオフに混じったり、スポーツ報知の号外をゲットしたり、ファンの人を見て骨董品的なグッズや衣装を見たり、アキバ系を見て固まったりしながらも時間が近づいてきたのでゲートに向かいました。チケットを出してとりあえず我々の席である「アリーナA10の60番台」を目指しました。アリーナに降り立つだけでも初めてで浮き足立っちゃってるのに、席が近づくにつれて「えっ、マジで!!??」っていうくらい疑心暗鬼になりながら席を探しました。一緒に見るメンバー2人が先に席に座ってるので、2人の姿を確認したとき、ステージや花道までのあまりの近さに固まりました。はっきり言って言葉が出ないくらいありえない近さでした。横にいる方は震えてました。
開演前には過去のシングル・アルバムのCMが流れて「いやぁ初めて観るなぁ」と堪能しました。ちょうど着いたときにはV10の「She loves you」のCMが流れてました。「Mルネ」のCMも初めて観ました。待っている間、カメラの位置とかをチェックし、ステージ前のカメラがフレームインしてくるとここぞとばかりにオンカメでリアクションしてみました。DVDかフジテレビ721で使われたら一生痛々しいのが残るけど。
我々よりも良い席なのにやおら弁当を広げだしたのには唖然としたけど。アリーナは食事禁止なので、連れ出されてました。というか5分前なのに緊張感無さすぎ。
そしてV1の映像が流れるやいなや、まるで走馬灯のようにV19までの映像が流れてカウントダウンに入り、ゼロになったと同時に「GROWIN'UP」が流れ一塁側から美里さんが向日葵を片手に気球に乗って登場しました。会場をグルグル回りながら歌う姿は女神でした。
そんな女神は曲が終わると花道を悠然と歩いてステージに向かいました。全身ピンクの衣装でカッコよすぎです。のっけから涙腺がかなり来てたのですが、3曲目の「BELIEVE」の最初のピアノでもうノックアウトになりました。
「BELIEVE」が終わると今度はメンバーを連れてセンターステージへと向かいました。花道を歩いてる姿は姫と従者のようにも見えました(笑)。センターステージでは美里さんのお気に入りの「素顔」とMCで「今は夏ですけど冬の曲をやります」と言い、聴き覚えのあるイントロが流れて「いつかきっと」で2度目の号泣。オイラこの曲が一番好きで「Mルネ」の曲もこれを投票したぐらいですから。
V20ウルトラメドレーは32分に渡って19年を駆け足でやったのですが、いきなりステージのスクリーンに「I'm Free」のジャケが出たときには会場は驚きというかどよめきが起こりました。オイラも「えっ、マジでこれやるの!?」って隣の人に言ったぐらいですから。「Mルネ」に収録されたのも奇跡ですが、生で聴けたのはそれ以上の奇跡です。
来る曲来る曲ストライクゾーンに来るもんだから、何度口ずさんだことか。特に「ムーンライト ダンス」「世界で一番 遠い場所」ではまた号泣(←しつこい)。なんでも「ムーンライト ダンス」はオリジナルでやるのはかなり珍しいそうで。ライブでは「GROWIN'UP」同様に「HELLO LOVERS」ヴァージョンがお決まりだそうで。
「泣いちゃいそうだよ」って歌ってたけど、もうすでに泣いてますから(爆)。
まさか「ドラえもんのうた」がまた聴けるとは思わなかった。しかもスクリーンには美里さんが出演した「四次元エレベーター」の映像が流れてジャイアンの号泣姿に会場内は爆笑。
それにしても最近の楽曲になるにつれて口ずさむ人が徐々に減っていったのがちょっと寂しかったなぁ。まぁ横にいた人は「蝶のように 花のように」の振りつけが完璧なほどマスターしてましたけどね。そら貸したビデオテープがなかなか帰ってこないわけだ。
メドレーが終わって「青空」でじっくりと聞き入った後、「夏が来た!」でまたドカンと盛り上がって美里さんは一旦衣装替えへ。「きみに会えて」に合わせてスクリーンには過去20年のスタッフロールが流れてメンバーの名前を見ては一喜一憂してました。ただ、V18のメンバーで「大江千里・コブクロ・ドラえもん」でまた爆笑。スペシャルサンクスには徳さんや友近由紀子(本名)などいろいろな著名人が名を連ねてましたけど、吉本方面の芸人さんがことのほか多かったですなぁ。
「サンキュ」では唯一座って鑑賞しました。思えば去年この曲のインストを聞きながらスタッフロールを観て「NO SIDE」を観たっけ。
「センチメンタル カンガルー」で佐橋君が登場したときにはもうやられました。出た瞬間「ああ〜〜〜〜っ!!」でしたから。カメラが我々の方に来たので横にいた人と一緒に「わ〜〜っ!!」とやったりして撮らせたりもしました(爆)。2人とも「V20」のタオルじゃないってのがどうかと思うが……。そして「パイナップル ロマンス」ではバッシバシ手を叩きましたよ。この曲聴くとV4の雷雨の映像がどうしても浮かぶんだよなぁ。
「チェリーが3つ並ばない」でジェット風船を飛ばすと言うことで、去年は膨らませなかったのでここぞとばかりに膨らませたら、成功しました。ただ、横にいた方の風船はオイラが代わりに膨らませようとしても全く膨らみませんでした。風船の質の問題だったのか。じゃあ去年のもそうだったのかね。そしたら一塁側から気球がまた登場してよく見たら千里さんの姿が。千里さんはお客さんに向かってボールを投げてましたが、オイラが見た限りでは投げてるというより「投下」に見えました。それにしても千里さんはこの曲には全く関わってないんだけど、単に気球に乗って歌いたかったのだろうか?真相は未だにわかりません。
美里さんへのビデオメッセージってことでゴジラ松井、徳さん、ぐっさんの3名のメッセージを観てましたが、徳さんのときには編集点が作られてました。よっぽど喋りが長かったのだろうか、同じこと2度も言ってたし(爆)。
ヤンキースタジアムでコンサートはまず無いと思う。実際やられても困る。
ビデオメッセージで「西武には残念ながら行けません」と言っておきながらちゃっかり変装して出てるし、ぐっさん。「恋したっていいじゃない」と「YMCA」が合体したよ。2年前は「ドラえもんのうた」と合体してましたけど。「D・A・T・E」と「Y・M・C・A」でお約束の曲の奪い合いをして、久々に昭和のコケッぷりを観ました。
「スピリッツ」では去年も出たバグズ・アンダーグルーヴの皆さんが登場してここぞとばかり「チキダン」してきました。これを2年連続やれるとは思わなかった。そして今年も出ました「恋するパンクス」。今年は横の方が言ってたV12のときのメドレーが見事に当たり驚きながら聴きました。「JUMP」ではライトをずっと振ってましたが途中でタオルで顔をぬぐいながら観てました。泣きすぎ。
本編が終了して会場は恒例のBIG WAVEが。今年はいつもよりも多く回ってますと言わんばかりに何周も続きました。美里さんはこのBIG WAVEを長く観ていたかったとか。その気持ちよくわかります。そしてMCでは美里さんの一言一言にうんうん頷きながら横の方と合掌してしまいました。何なんですか我々は。
またも登場千里さん。いよいよさっきの気球は何だったのかわからんくなった。ここで出てればよかったのに。今回は当然美里さんの方の「10 years」。「My Love Your Love」もじっと観てました。
ラストの「Lovin' You」は4人全員後姿の美里さんをず〜〜っと見守ってました。「あぁ、これで終わりなんだな」と思った直後に「まだまだ夏はおわらな〜〜い!!!」と美里さんが叫んで「夏が来た!」が流れました。しかし、美里さんは感極まって歌えない中、西武ドームのお客さん全員で歌いました。こんなにアーティストとファンが一体化するライブはそうそう無いです。スゴイ!!
すべてが終わって「NO SIDE」になったとき、女神はスタンド中央の階段をゆっくりと駆け上って我々から離れていきました。抜け殻と化した我々はスクリーンに映し出されたダイジェスト映像をただただ観ていました。映像が終わってスクリーンには信じられない映像が出てきました。
来年の夏も来る。どこで何をするのかわからないけど、来年もあるということがわかり、ほっとしました。
余韻を充分すぎるぐらい浸りながら、西武ドームを後にして、池袋へと向かいました。グレープフルーツのオイルが功を奏し、翌日は筋肉痛が全く無いまま、東京をじっくりと満喫して紋別に帰りました。
夢をありがとう!!
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