高井麻奈由さんのマンスリーワンマンライブ「feel my voice」の第1弾が行われました。2012年1年間で12本のマンスリーライブを行うことになりまして、1回目ということで行ってきました。

　高井麻奈由さんは札幌を中心に活動しているシンガーソングライターでして、ピアノ弾き語りやアコースティックスタイルなどといったライブで活動されております。2011年7月に行われた「V.F.O.MUSIC CAMP！」という野外ライブイベントで初めて麻奈由さんのピアノ弾き語りを聴いて以来ファンになりました。とても切ない歌詞でココロを揺さぶられる感覚がはまった理由の一つですね。

　会場はライブバーなので客席とステージの距離が非常に近く音楽の鼓動が直に伝わるのがいいですね。この距離感でのライブは渡辺美里さんのプレミアムライブ以来ですかね。
　
　この日はピアノ弾き語りがメインの構成でして、麻奈由さんの真骨頂である泣かせる歌が中心で最初からココロに響く内容でした。泣かせる歌で涙する方を見て麻奈由さんも2曲目でもらい泣きしまして、MCで話すことが飛んだそうです。
　MCでは元々は歌を上手に歌うことを目的に音楽を志していたそうでして、作詞や作曲はもちろんピアノでの弾き語りというのは当時は想像していなかったそうです。キッカケというのはどこでどうなるのかわからないものだと考えながら聞いてました。

　この日のゲストとして麻奈由さんと同じスクールに所属しているBlackMafiasのメンバーである黒田雄亮さんを迎えてのセッション。Bank Band with Salyu「to U」のカバーでしたが、MCでは合わせるのが大変だったとのことでしたが、麻奈由さんのピアノと黒田さんのギターがいい合わさり方をしてました。

　ちょうどWhitney Houstonが亡くなられた時期でしたので「I Will Always Love You」のカバーは透明感があってよかったです。マイケルの時もそうだったのですが、亡くなってから脚光を浴びるのはなんとももどかしさを抱えてしまいます。だから私は後悔しないように生きているうちにいろんな音楽や楽曲やミュージシャンに触れておきたいんですよ。もちろん亡くなってから触れることもあるのですが、良さを知れば知るほど生きているうちに聴けばよかった後悔するウエイトが強くなってしまうので、どうしてももどかしさを感じてしまいます・・・。

　アンコールはミニアルバム「ウタゴエ」の1曲目である「涙でにじんでも」で終了。あっという間のライブでしたが温かくもアツイ内容のライブで満足でした。
　今後のマンスリーライブは色々なスタイルでやっていくとのことですので、是非一度観に行かれてみてはいかがでしょうか。