渡辺美里さんの美里祭り2011の会場となる河口湖へに行くために富士急行線の富士登山電車に乗ることになりました。今回は大月まではホリデー快速河口湖号でやってきました。大宮から大月まではJR、大月から河口湖までは富士急行が運行しております。
富士急行線とJRの分岐駅である山梨県の大月駅です。建物はそれぞれ隣同士で建っておりますが、改札を通らずにホーム内で乗り換えすることもできます。ちなみに左が富士急行で右がJRです。
富士急行線の大月駅ホームです。始発駅なので、ホームには列車が止まってます。左のかわいらしい車両は「フジサン特急」という名前で乗車券と特急券(150円〜300円)で乗車できます。先頭が展望車なのがポイントです。北海道にもディーゼルですが同じ形の「クリスタルエクスプレス」というリゾート列車があります。
観光快速列車の「富士登山電車」です。2009年8月9日に運行開始されまして、現在も大月−河口湖間を2往復運行しております。もともとの富士急行電車を大きく改造し、2両編成の車内は「赤富士」「青富士」をモチーフにした内装やシートデザインになってます。車内のいたるところが木製のため非常に温かみのある作りなのも特徴的です。この電車のデザインを手がけられた工業デザイナーの水戸岡鋭治さんは富士登山電車のほかにJR九州の「九州新幹線800系 つばめ」や「485系電車 レッドエクスプレス」などといった車両も手がけられております。
富士急行線の田野倉(たのくら)−禾生(かせい)間には山梨リニア実験線があります。運がよければ試験走行の車両を見ることができるかもしれません。
下吉田駅ホーム脇には「下吉田ブルートレインテラス」としてかつてJRの寝台特急「富士」「さくら」「あさかぜ」など使われていた寝台車「スハネフ14 20」が展示されています。
富士吉田市にはそのものずばり「富士山駅」という駅があります。もともとは「富士吉田駅」という駅名でしたが、2011年7月1日に「富士山駅」と改名しました。富士山駅に限らず富士急行線沿線では富士山を見られるスポットが多くあります。この日はどんよりしていたので富士山は全く見ることができませんでしたが、晴れていれば乗務員の方が持ってらっしゃる写真のように綺麗な富士山を見ることができます。
終着駅の河口湖駅です。河口湖はもちろん富士登山への玄関口でもある駅です。駅構内にはゲートウェイフジヤマというお土産や食事処が隣接しております。ここでは富士吉田市名物の「吉田うどん」や山梨名物の「ほうとう」などがいただけます。天気よければ河口湖駅の背には富士山が広がります。河口湖駅前には富士急行の前身である「富士山麓電気鉄道」のモ1形電車が展示されております。
標高358mの大月から857mの河口湖まで駆け上がりながら運行する富士急行線は文字通り「富士山に一番近い鉄道」でした。