天狗原(2204m)

4月9日(日) 晴れのち曇り

BCツアースキー 栂池ヒュッテ(8:55)〜天狗原(10:50〜11:40)〜栂池高原スキー場ゴンドラ乗り場(13:00)

 マウントフィッシュの『我がままれディースツアー』に今年も何とか参加する事が出来た!前日の悪天候で予定のツアーは中止となり、栂池ヒュッテで一夜を過ごし、山談義に花が咲き友好を深めた。
 さて、一年振りの天狗原でスキーの上達は・・・。


 8:55〜昨日の吹雪から一変し穏やかな栂池ヒュッテを出発!空は薄く曇っているが白馬乗鞍岳がすっきりと見える。
 
 ヒュッテの上空は穏やかな天候と裏腹に、ヘリでの遭難救助が行なわれ緊張が漂っていた。新たに50センチほど雪が積もり、気温が上がると表層雪崩が心配される。
 昨日の午後からは、吹雪の中ラッセル練習で天狗原手前のダケカンバまで歩いた。ラッセル練習と言ってもラッセル要員交替無しで、ず〜とガイドの磯貝さんがトップを歩いてくれた。感謝です!我がままレディースは登りが得意!あの吹雪で時折突風が吹く中でも平気だった。

蟻の行列のような団体
 
 先行者は30名程の団体のみ。通常ならヘリスキーやBCのボーダー、スキーヤーで大賑わいのはず。今日は割りと静かに感じる。昨日の悪天候でBCのツアー者は少ないのだろうか・・・。

 
 歩き始めて一時間ほどで急斜面の登りが始まる。もちろんジグザグに登りながら高度を上げて行く。振り返ると栂池ヒュッテが小さく見え、ヒュッテ脇の自然園には雪原ウォーキングの行列が見えた!そして天狗原に向うボーダーやスキーヤーが続々と大斜面を縦横無尽に登ってきている。なかには直登する若者達もいる。
遠く下界は雲の下に・・・。右手に鑓ヶ岳や杓子岳も時折ガスの切れ間から顔を覗かせた。残念ながら青空でないため写真はパッとしない。上空には三機のヘリが・・・。遭難?それとも報道のヘリだろうか?

すっきりしない空模様
 
 やがて、目印の大きなダケカンバのところまで登ってきた!ここまで来れば天狗原は直ぐそこだ。登りにめっきり強い我がままレディース達は休憩することなく天狗原を目指す!時折吹いてくる突風に教わった耐風姿勢で構える。

目印
 

白馬乗鞍岳
 
 目印のダケカンバから20分ほどで天狗原に到着。ここは何時も風が強い!目の前の乗鞍岳には既にあの団体さんが、山頂目指してジグザグに登っている。反対側は戸隠山や高妻山が雲の上から顔を覗かせていた。風も強く眺望にも恵まれないため天狗原までとする。
 少し早いがツエルトを張りランチタイム!休憩後はシールを剥がし滑る準備万端で記念撮影。

記念写真
 登りには強いメンバー!さて、滑りは?恐る恐る滑り出す・・・雪質の良さに歓声の雄叫びが響き渡る!
 今年も登ってきた斜面は滑らず、左よりのあの美味しい斜面へGO!昨日に比べ雪質は良好!各々慎重に滑り出し、予想以上に滑る事が出来て皆感激!『今までの山スキーで一番楽しいかも〜♪』と。広い斜面に各人のシュプールを描きパウダーを楽しむ!
 自分達の滑った斜面を振り返りそれなりに満足!
 
 昨年に比べ進歩?まぁ〜雪質が丁度良かったのかな?何はともあれ山スキーを楽しめた事に満足!登りには強いメンバーだが何時かは滑りもバッチリ!となりたい。『好きこそ物の上手なり』このことわざのように。
 ダケカンバ、シラビソの間を滑り成城大ヒュッテを目指す。そこからはロープウエーの下の雑木林を縫うように滑り栂の森まで。最後は栂池高原スキー場に滑り込む。
 スキー場はガスでホワイトアウト状態。ゲレンデは黄砂で土色。長いゲレンデを滑りゴンドラ乗り場に無事に到着!真冬と春を体感した二日間。
 また、マウントフィッシュのツアーで会いましょう♪