守門大岳(1432.4m)

平成19年2月25日(日) 晴れ

二分最終除雪地点(7:35)〜保久礼(9:15〜30)〜キビタキ小屋(10:00)〜守門大岳(11:10〜11:25)
中津又岳(11:50)〜保久礼(12:30〜12:55)〜二分(13:50)

 二分の最終除雪地点に着くと既に車が数台止まっている。今日はどうやって守門大岳に登るか迷いながら、辺りを偵察・・・。多くの人達がスキーの準備をしている。さて、どうしようか・・・。迷っている私に『今日はスキーでしょう!』と声を掛けてくださったIさん。なんと同行して頂くことに!
 旅は道ずれ世は情け。ありがとうございます!こうして、今年初めてのBCスキーが始まった・・・。


 
暖冬小雪は二分集落も同じ。
橋を渡り何時もの目印の杉並木を通過。
次の取り付きは既に山肌があらわに!
スキーを担いで登る。凍みているのでぬからず快適。
下山時が心配になる。

ブッシュを避けながら進む
沢筋に入ってからもブッシュが多い。
何時もなら雪の下なのに。
林道に出るまでも慎重にルートを選びながら進む。
途中でスキーを外しスノーブリッジを渡る。
林道に出て長峰からは守門が目に入る。
痩せ尾根の上は霧氷が見られそうだ!
ここから眺めても雪の少なさが分かる。
八海山や越後駒ケ岳も朝日を浴びて眩しく光って見える。
長峰でMさんとも行動を共にする。


順調に保久礼小屋に到着!
雪の少ない事!一階が出てる。
昨年は4月半ばでも二階から出入りしてたのに。
これからの登りに備えて休憩。
スノーシューの団体さんがどんどん登って来た。
本格的な登りがスタート!
ブナ林の中をグングン登る。
青空が眩しい!
積雪が少ないのでブナのヤドリギが高く感じる。
痩せ尾根を通過
前方遠くに不動平が見える。

キビタキ小屋の三角屋根が見える。

痩せ尾根を過ぎキビタキ小屋付近は急な登り。
ジグザグに登り進む。
IさんとMさんは快適にどんどん登って行く。
キビタキ小屋から木々霧氷が始まった!
まるで桜並木の中を歩いている感じ♪

ブナとヤドリギと霧氷
ブナ林が終わり潅木の霧氷が始まる。
周囲の山々が一望できる。
遠く妙高〜火打山〜焼山や荒沢〜越後三山。
素晴しい景色が広がる!
右手に広がる魚沼の山々!
白銀の世界が広がる。
潅木の霧氷
不動平から山頂へ向かう!
風が強く寒い。
雪面は思っていたより歩きやすい。
寒さでカメラのバッテリーが充電切れか?

早くもテレマーカーが滑り降りてきた!

左手に中津又岳

不動平を振り返る。
国上山〜弥彦山〜角田山も見える。

山頂のスキーヤー

守門大岳より守門袴岳を眺める!
この姿を眺めるのも三年振り。
ガスで昨年、一昨年と拝めなかった。
あぁ〜最高の眺め!360度のパノラマ!御神楽岳や尾瀬の燧ヶ岳も見える。
遠く飯豊も真っ白に輝いてる!
風も強くなく予想外に暖かく感じる。
でも髪の毛は凍り付いていた!
そうそうにスキーシールを剥がし滑る準備。
お二人とも大岳に登り中津又岳経由で何時も滑っているとか。
ふむ・・・何時か行ってみたいと思っていた中津又岳ルート!
でも、私は滑られるのでしょうか?『ハの字』の女王様なんですが・・・。
せっかくなんで・・・滑りますよ!
大岳山頂から覗き込んだ中津又岳へは・・・凄く急だった!
が〜ん二人とも優雅に滑り込んだ!
私は雪庇を越えて向こうまで行くんじゃないか?
雪庇の右側はどの辺りまでOKなんだろう・・・。
いざ滑り込むと・・・ガリガリの音!ぎゃぁ〜硬い斜面だぁ〜!
音にビビリ横滑りと大回りで鞍部へ!
でも気持がいいわぁ〜!

鞍部を過ぎて大岳を振り返る。
中津又岳への登りが始まる・・・。

中津又山頂手前の雪庇。
奥に見えるのは粟ヶ岳!
中津又岳の登りは結構大変だった(笑)
パフパフの雪を横に上る。
山頂から眺める雪庇と守門袴岳。
中津又岳は始めて登頂。
粟ヶ岳が綺麗に見える。
そして、気持の良い斜面が広がる!大岳とは全く違う雰囲気だ。
Mさんの滑りはしなやかで山スキーとは思えない。
まるでゲレンデを滑っているみたい。

ゲレンデより硬い斜面があるかと思えば数センチ違いで軽いパウダー!
大パノラマからの滑走は爽快!

滑ってきました大自然!
素晴しいコースでした〜♪

山頂からの大斜面が終る。
潅木の林へ滑る。

ブナ林へ滑り込む。
ツリーランもまた楽しい♪
雪質も滑りやすい〜(^^)

快適な尾根のツリーランも終わり。
中津又岳と不動平を眺め沢筋へ滑り込む。
南斜面のため雪が重くグザグサ・・・雪崩れそうだ。
沢沿いまで下り保久礼小屋へ向かうため対岸へ。
沢が出てるので厚いスノーブリッジを探しながら進む。
なんとかスノーブリッジを見つけ対岸へ渡る。スキーを外して・・・。
無事に保久礼小屋に到着!
休憩しランチ。
今日のルートを振り返り、山スキー談義に花が咲く。
初めての中津又岳コースを滑り少々興奮気味!
願ったり叶ったりの今日のルート。
お二方に感謝感謝の山スキー旅!

帰りに林道から眺める守門岳は一段と輝いて見えた!
今年も登れたそして滑れたの満足感がいっぱいに広がった。