二王子岳(1420.3m)

平成19年4月7日(土) 晴れ

トラクターの音で目が覚めた!慌てて時計を見ると5時30分過ぎ・・・。
あちゃぁ〜寝過ごしてしまった・・・目覚まし時計の設定ミスだぁ〜。
限られた時間内に登って帰らなければ行けないのに・・・どうしよう困った。


朝寝坊のため待ち合わせ時間に30分遅れた・・・ごめんなさい。ごめんなさい。
結果的に二王子神社の第二駐車場に着いたのは8時20分過ぎ。
ここは予想外に空いていたが、神社の周りには沢山の車が止まっていた。
神社を眺めていると見覚えのある方が近づいてきた。
以前も二王子岳でお会いしたSさんだった。
近況を話さらに二王子岳の雪の状況を聞くと『たぶん3合目から雪道になるでしょう』と彼は言う。
8:45〜予定より45分遅いスタートとなった。
川音を聞きながら巨木の杉林を歩く。
降注ぐ春日が眩い
1合目を過ぎた辺りでピンクのイワウチワの膨らみかけた蕾を発見!
う〜ん春を感じるねぇ〜。たぶん下山する頃は咲いているね。

イワウチワ
見上げれば大きな木に黄色い小さな花が沢山!
おぉ〜マンサクが咲き乱れてる。
でも、雪の下から枝を伸ばして、黄色く咲くマンサクの方が風情あり。
急な登りが続き神子石を過ぎて登りつめると大きな一本杉のある一王子に到着。
登山者が一人休んでいた。
こちらも、5分ほど休憩。
Sさんの言う通りに3合目の一王子から雪道歩きとなった。
トレースの着いた雪道を緩やかに登って行く。
アップダウンを繰り返し密林の尾根を歩く。
木々の芽が赤く膨らんでる。
もうすぐ芽吹いて新緑の季節がやって来る!
左手にはスキー場が見える。
スキー場トップから二王子岳を目指す山スキールートがあるらしい・・・。
尾根を目で追いながら眺めると二王子岳山頂?らしきが見える。
それにしてもアップダウンの多い山道・・・。
雪の急坂を登ると定高山(994.4m)に到着!
ここは積雪を測る塔が目印となっている。
振り返ると雪の無い平野と雪山のコントラストが面白い・・・。
10:45〜ここでコーヒータイム!
仙台銘菓の『萩の月』を頂戴する。美味しい!

平野部には雪が全く無いのに・・・。
やはり山にはまだまだ雪が多い!
進むにつれて季節は春から冬へと遡るように雪が多くなる。
何度も緩やかなアップダウンを繰り返す。
下山者も多くなってきた・・・皆さん登り始めも早く足も速いようです。
目の前に屏風のような急な斜面が・・・これが油こぼし?でしょうか。
無雪期に登った事がないので夏道がどんな感じなのか解らない。
3名ほどアイゼンを着けてジグザグに登り進んでる。
ストックとキックステップで一気に登りつめた。
油こぼしを登り振り返る・・・アップダウンを繰り返したルートを眺める。
進行方向に目をやると、赤い人影がが素早く動いた!
あれ?もしかしてスキー?で降りてくる人かな?
やはり、そうだ単独の女性スキーヤーが滑ってきた!
二王子岳はアップダウンが多いからスキーは大変なのでは・・・。
油こぼしからまた一頑張りすると左手に小さくオレンジ色の建物が見える。
二王子小屋がだ!
9合目付近の潅木は風雪になぎ倒されて横に埋まってる。
今朝は冷え込んだのか雪面がテカテカに光り輝いてる。
Sさんが下って来た。『風が強いが飯豊は見えますよ』と。
緩やかに登りつめると飯豊が見え始めた・・・。

二王子小屋と山頂
12:10〜二王子岳山頂に着いた!
飯豊は見えるが少し霞んだ感じ・・・。
風は強いがダウンと雨具を着込んで外でランチ。
休憩は1時までだね。
帰ろうと身支度を始めると・・・だんだん飯豊がはっきりしてきた!
写真を撮りながら『アレは北股岳?アレは大日岳?アレはエブリサシ?』と指差し確認状態(笑)
結局、下山開始も大幅に遅れる。
13:20〜下山開始!
スタートが遅かったのに、さらに下山開始も最後みたい・・・。
真っ白な飯豊に別れを告げて山頂を後にする。
雪に覆われた斜面を一気に駆け下りる!
歩く度にシャカシャカと音がする・・・。
うん?サンクラストした雪が融け始めて、飴細工みたいになっている。
面白くて童心に帰りストックで突いたりしながら楽しく下る。
軽いアップダウンを繰り返し5合目で休憩。
グリセードらしき足取りで斜面を滑るそして転倒(笑)
ワイワイと下り3合目からは雪融けで登山道は泥でぬかるんだ箇所が多かった。
最後は登山靴の泥を川で洗い流す。
15:25〜二王子神社に着いた。
駐車してあった車もすっかりなくなり、私の車が一台残っていた。
イワウチワ

ショウジョウバカマ