未丈が岳(1552.9m)

6月2日(土) 晴れ

あぁ〜無情にも未丈は冷たい・・・。
いや、冷たいんじゃない
暑いのよ!とにかく暑い!
こんなに汗が出るなんてフシギ?
本当にこの調子で山頂まで辿り着けるのかしら
何処まで歩けるんだろう・・・。

小千谷の道の駅で待ち合わせ
車一台で道の駅湯之谷へ向かう
お二人の愉快な会話に車中は盛り上がる
まるで漫才コンビ?
楽しませてもらった(笑)
道の駅湯之谷で懐かしい人そして初めての人
一路奥只見シルバーラインの泣沢待避所を目指す
泣沢待避所のシャッターは開いていた!
開けたら閉めましょうね
さて、渡渉はどうだろうか・・・。
長靴の人&登山靴の人・・・増水してたら靴を脱いでの渡渉覚悟
6:55〜スタート

二回目の渡渉
 
最初の渡渉は水も少なく楽勝
しかし、対岸に取り付いてから、ロープでアスレッチク風になる
二回目も水は少ないがロープに取り付く時に大変
長靴なら問題ない・・・ジャブジャブと渡れる

原始的な森を歩き進む
朝陽を浴びながら気持ち良い森林浴

三回目のオソ沢渡渉

20分程歩くと一番手強い三番目の渡渉地点!
水は少ないが流れは速い・・・さらに石が滑ります!
バランスをとりながら慎重に渡る
渡って直ぐに急な取り付き!
立派な太い鎖を使って登る

太い鎖を使って登る・・・危険ではない

黒又川

山菜を横目で見ながら5分ほど歩く
黒又川本流!鉄メッシュの橋が反り曲がって架かってる!
足元から川の流れを見て通過・・・。

迷い易い場所には標識が設置してある

7:30〜尾根取り付きの三つ又口に着く
ここからは未丈が岳の尾根に取り付く!
真っ赤なヤマツツジが出迎えてくれた!

ヤマツツジ

遠くに荒沢岳

尾根に上がって右手を眺めれば
幾重にも連なる山の谷間から格好良い荒沢岳!

遠くに未丈が岳・・・。

暑くなりそうな尾根筋の登山道
キタゴヨウマツが並ぶ尾根を登って行く
登山道脇はヤマツツジが満開!
登るに連れて荒沢岳の次は雄大な越後駒ケ岳が見えた!
まだたっぷり雪に覆われている

残雪たっぷりの越後駒ケ岳

越後駒ケ岳を何度も振り向きながら写真を撮る
テンポ良く歩き駒ケ岳と中の岳が見えるビューポイントへ向かう
何時もより汗の出方が酷い!

左:中の岳 右:越後駒ケ岳

残雪を纏った中の岳〜越後駒ケ岳!
青空と残雪の山そして木々の緑
どんどん木々の緑が色濃くなってくる

綺麗な景色に感動しながらも・・・体調はイマイチ
何でだぁ〜変だな・・・身体中から汗が吹き出る!
熱中症が心配になり水分補給
ザックを下ろし、おにぎりを少し食べる
三歩進んで・・・立ち止まり・・・二歩進んで・・・しゃがみ込む
今日は歩けないかも・・・最初のピークでリタイヤ?
ああ無情な未丈よ!我を見捨てる事無かれ・・・。


ピーク974m

8:50〜お待たせしました・・・。
ヘロヘロになってやっと974mにたどり着いた!
腰を下ろし休む・・・ふ〜・・・。
山の達人から
『干しぶどうどうぞ!』とすすめられ
園児みたいに両手を花の形にして干しぶどうを受け取る
なんて美味しいのでしょう!
太陽の恵みたっぷりミネラル&鉄分たっぷりの干しぶどう!
もう少し歩けるかも・・・。


松ノ木ダオへ下ります・・・。
鞍部は風の通り道で涼しい!
松ノ木ダオからの登りはブナやミズナラの大木が生茂ってる
緑生茂る登山道は快適・・・干しぶどうパワーで回復!

イワカガミ

ピーク1204m付近は春の花達が競演
カタクリ、イワウチワ、イワカガミ、ミヤマカタバミ、ユキザサ
ゆるゆる登って行くと登山道に雪が現れた

イワウチワ

ミヤマカタバミ

ユキザサ

雪面の下からマンサクの木々黄色い花を咲かせていた!
右手には尾瀬燧ヶ岳が見え始めた

三つ岩正面に来ると山頂が近い!
左手後方には毛猛山塊が見える

三つ岩!
秋には気が付かなかったけど・・・三つ岩の意味がわかった(笑)

ムラサキヤシオ
タムシバ、オオカメノキが咲く登山道を登る
背丈ほどのネマガリタケが出てくると山頂は直ぐ!
ツバメオモトを探しながら登る
タケシマラン?かしら・・・
ツバメオモトはまだ蕾

タケシマラン

ツバメオモト

11:05〜花を探しながら藪っぽい道を登りきると山頂に!
無事にここまで登って来た!
燧ヶ岳が大きく見える
毛猛山塊、守門岳、浅草岳

昨年秋は倒れそうだった山頂標識が・・・横に倒れていた
登山者一人が横になって休んでる
どうやら熱中症になったらしい・・・。
もしかしたら、私もこうなっていたかも・・・。
足も痙攣していると聞き、手持ちのエアーサロンパスを差し出す
 
秋に草紅葉していた草原は・・・まだたっぷりの雪田だった!
なんと雪深き山なんだ未丈が岳
正面は南会津の山々・・・どれがどれだ?
南側奥まで進めば平ヶ岳や燧ヶ岳
雪田でランチ休憩
山の達人達の裏業を盗む(笑)・・・なるほど学ぶ事多し!
山談義に花が咲く
1時間半の休憩でのんびり


山頂へ記念撮影・・・。
ハイ!チーズ!笑顔がこぼれる
12:36〜下山開始
山頂直下のタムシバも暑そうだ

暑さでタムシバも萎れ気味

雪渓を慎重に下る

毛猛山塊

マンサク

残雪のしたからマンサクの枝が花を咲かせて
雪深き山は花多き山なり

グリーンロードを下る

遠足・・・先生の後から

ブナの木陰で一休みグレープフルーツが美味しい!
登山者の少ない静かな山
私たちの他に登山者は4名?かな

松ノ木ダオ付近は沢からの涼風で気持良い
イワカガミの群生も綺麗
ピーク974mからの下りは
未丈が岳を何度も振り返りながら下る
下るに連れて蝉の鳴き声に一層暑さを感じる

オオイワカガミ?

ヤマツツジと山
川の音が大きく聞え始める
そろそろ三ツ又口が近い
黒又川の橋を渡り渡渉を繰り返す
水量は朝と殆ど変わらない

慣れた?渡渉
最後は山菜を採りながら、お喋りしながら
15:38〜泣沢登山口に着いた

未丈が岳にお誘いありがとうございました!
大変楽しい一日でした
感謝!