荒沢岳前山〜1200m付近


12月25日(土) 曇り時々雪のち晴れ

登りコースタイム  シルバーラインゲイト(7:43)〜荒沢岳登山口(8:25)〜前山(10:50)〜1200m付近(11:45)
下りコースタイム  1200m付近(14:45)〜荒沢岳登山口(15:55)


 Mさんから誘って頂き、久しぶりの山行きに前日から少し不安だった。一ヶ月以上も歩いてないし、荒沢岳の前山と聞き登れるのかな・・・。ストックも冬山使用にしてなく前夜は大変だった。朝早いのも心配だしワカン歩きも心配だ。二年半以上も会ってないHさんが私のことを覚えているかも心配だった。たしか彼は自称『アルコール性健忘症』だと聞いている・・・。


 栃尾道の駅6時に待ち合わせ。30分ほど前に到着、あたりはもちろん真っ暗。しばらく車の中で休んでいると、一台の車がやってきた。Hさんの車だ!さっそく車から降り挨拶を交わす。彼は覚えていたようだ。6時調度くらいにMさんの車も到着。Yさん、Rさんと挨拶しMさんの車で一路銀山平へ。途中車窓から眺める雪景色は例年に比べ積雪量がかなり少ない。

 7:43 シルバーラインゲイト出発。
 
 銀山平らの雪景色を見るのは初めて!綺麗なんだわ〜まるで墨絵の世界。雪がちらついているが登るには差し障りない。ワカンを履くのは一年振り。紐を通す順番を忘れHさんに聞く。やはり昨夜予習をするべきでした反省!
 荒沢岳登山口の前でワカン歩きとピッケルの指導をHさんから受ける。身体を前傾せず垂直に上からワカンで雪を踏む。簡単に聞こえるが、いざやってみるとショートケーキをホークで崩すようになってしまう・・・。Hさんは綺麗に上がるのに。なんで???
 8:25 荒沢岳登山口出発。いよいよラッセルの開始です!
 
 一列に並び先頭がバージンスノーを歩く。先頭は地獄、後続は天国を実感!汗を沢山掻かない内に次の人に代わるのがいいようだ。汗を掻き過ぎて身体が冷えてしまうと大変。雪が深く多い時は、膝や上体で雪を押し付けてからワカンで踏み歩く。そして、雪を崩さないように花魁のような足運びをする。これが思うように出来ないのだ・・・。
 9:25〜ラッセル開始から一時間。かなり登ってきましたよ!
 
 Mさんは写真を撮りながら、本日の先生Hさんはビデオを撮りながらの登り。私はカメラを出す余裕もなくひたすら・・・。登りは殆ど写真を撮らなかった。やはりラッセルは辛い!
 10:50〜 伝之助小屋ルート合流地点(二合目)の前山に到着!
 Rさんが『もう1時間位歩いても良いよ』と。全員賛成で12時まで歩く事に。ここからは少し下りそして次のピーク目指し、またまた登りのラッセル。Hさんが尾根を歩く時は出来るだけ雪の少ないところを探して歩くようにとアドバイス。なるほど・・・風で吹き溜まりになっているところは量が多い。そして、まだ無いけれど雪庇には十分注意する事!
 11:43〜タイムリミット!風のない鞍部のところにツエルトを張り宴会(^^)
 
 雪を踏みつけてツエルトを張る準備。Hさんはスコップで手際が良いです。そして、早くもビール・・・。
 可愛らしい黄色のツエルトのお城は暖かくて美味しい食べ物とお酒が沢山。 Hさんは酒粕入りの煮込みを作ってくれた!
とっても美味しかったな〜!ビール好きの彼は『アルコール性健忘症』のため山で会った人は覚えていないらしい。
しかし、ハグハグをすれば思い出すらしい(笑)
 デザートは綺麗?になるため胡麻餅を食べ、Rさんのナイスポーズにカメラマン三人がシャッターを切る。
そしてMさんYさんの『白と黒』の話題で盛り上がった(笑)
 2時間以上も宴会は続き、何気なく外に出てみると・・・青空が広がっていた!一気に撮影タイムだ〜。
 
 雪の白と空の青がたまりませんね〜。ますます雪山に登りたくなります。ラッセルした人達にだけのご褒美です(^^)
 14:45〜下山開始。あぁ〜でもでも、もう少し景色を堪能したいなぁ〜。しかし、タイムリミット!
 
            荒沢岳遠望                                 越後駒ケ岳遠望
 青空が広がっているとやはり写真を沢山撮りたくなる。しかし、何時もの事だが良い写真が無いのが残念・・・。 
 15:15〜バージンスノーのラッセルがあんなに大変なのに下りは楽チンです(^^)
 
 
 15:55 荒沢岳登山口到着!無事下山(^^)
 
 楽しいクリスマス登山ありがとうございました!またご一緒下さいませ。