燧ケ岳(2346.0m)

平成21年8月16日(日) 晴れ

昨夜は、シンプルミールプランで長蔵小屋別館に宿泊
小屋を独り占めして深い深い眠りに・・・。
今朝は5時少し前に起き、小屋周辺を軽く散歩
6時過ぎから朝食
身支度を整えて
いよいよ燧ケ岳へ!


6:47〜長蔵小屋別館発
尾瀬沼の上空は秋の空
雲は何故か燧ケ岳へと向かってる
稜線がはっきり見える!

木道を歩き長英新道分岐へ
後方からとても速い足音が・・・どんどん近付いてくる
挨拶を交わして、話せば沼尻のスタッフだった
これから長蔵小屋スタッフが草刈のために登ってくるという
 
7:03〜長英新道分岐
沼尻のスタッフとはここでお別れ・・・。

ガイドブックや長蔵小屋スタッフに聞けば
長英新道は平坦なぬかるんだ道が長く続く・・・らしいです
本当に長い長い樹林帯の穏やかな、そしてぬかるんだ登山道が続いた
7:06〜分岐から直ぐに
足早の長蔵小屋草刈隊に追い越される
身軽に軽快に颯爽と歩いてる

なだらか樹林帯歩きは1時間ほど
超特急で登って来た単独男性・・・。
なんと長岡に帰省し、その帰路に燧ケ岳に立ち寄り
今日は大清水から入山

少し登って第一展望へ
8:12〜第一展望
ず〜と樹林帯歩きにはこの展望が嬉しい

尾瀬沼と日光白根山を眺めて
吹く風が心地よい

8:36〜弁当平着
長蔵小屋スタッフはこの平坦な広い展望地を『弁当平』と呼んでる
お弁当を広げて休むには丁度良い場所だ

ダケカンバの巨木が印象的・・・幹の白さが眩しい
ここからも尾瀬沼と日光の山々が眺められる
弁当平で10分ほど休憩
弁当平周辺はサンカヨウの群生地!
春は白い可憐な花が咲き・・・秋は瑠璃色の実に

マルバダケブキ




樹林帯を抜けて、ダケカンバの間から右手に燧ケ岳が見え始め
急斜面を登り森林限界へ
9:03〜ミノブチ岳着
ここは尾瀬沼の眺めが最高!
右のピークは俎ー

ミノブチ岳より尾瀬沼&日光連山

少し下ってナデツ窪道と合流
長岡出身の単独男性は登頂後はナデツ窪道を下ると言う

アザミが群生する登山道脇の斜面!
棘が刺さってチクチクと痛い!
右手に向かって岩場の急登を慎重に登る

俎ーより柴安ーを望む

9:30〜俎ー(2346m)着
正面には最高峰の柴安ー(2346m)
双耳峰なので俎ーから鞍部まで下って
柴安ーへ
9:47〜柴安ー(2346m)
こちらには立派な山頂碑
柴安ーからは至仏山と尾瀬ヶ原の眺めが良い
まだ時間も早いので野点を楽しむ・・・。
まったりと一服
一期一会で途中から同行した単独男性にも一服
長岡の話や尾瀬の話

至仏山と尾瀬ヶ原を眺めてると・・・。
目の前に見覚えのあるシャツ姿が現れた!!!
驚いて声を掛けると・・・いやいやびっくり!!!
街を歩いても会わないのに、山頂でバッタリとは・・・山の世界は狭い

ここで単独男性は一足先に下山
山仲間は俎ーでランチタイムを取るという
10:34〜柴安ーを下る
ここからは山仲間と同行することに決定!

俎ーでランチタイム・・・1時間以上も休んでまったり
山を始めたばかりの20代女子二人が可愛い
服装もお洒落!


12:00〜俎ー下山開始
12:18〜ガレ場で足元の悪い下山路
会津駒ケ岳を眺めながら
初心者の女子二人は慎重に下る

シラビソやダケカンバの樹林帯歩き
小湿原の木道歩き・・・最盛期を過ぎたキンコウカの花畑が広がる
ハナショウブが可憐
熊沢田代のふたつの池が見える

湿原に咲く花々の名前を覚えながら
キンコウカ、ハナショウブ、ワタスゲ、チングルマ・・・。

熊沢田代へ・・・名残のキンコウカで黄色絨毯

12:55〜熊沢田代にてプチ休憩
奥は俎ー
熊沢田代からまたぬかるんだ登山道、樹林帯を歩き
再び湿原へ

13:45〜池塘が点在する広沢田代
湿原はモウセンゴケで赤く染まったように見える
花は終わってるがヒメシャクナゲが沢山!
チングルマも秋姿で綿毛が揺れてる
広沢田代で湿原ともお別れ
ここからは悪路の急坂を下る

石が滑るので慎重に慎重に下って・・・。
やがて木道そして
尾瀬ヶ原(見晴)からの道と交わり右へ
14:45〜御池着

初めての燧ケ岳は出会いの山!
同行して頂いた皆様ありがとうございました!