巻機山(1967m)

平成21年2月11日 曇り晴れ

井戸の壁、7合目から8合目への登り、そしてニセ巻機へ・・・。
山スキー巻機山の難関場所は
ネットで調べたり、色々と聞て知ってはいたが
『百聞は一見にしかず』だった・・・。

巻機山に行く、しゃちょさん、EVA父さんにあつかましく一緒に行くことをお願いした・・・。
清水集落手前のバス停西谷後で待ち合わせ
7時既に群馬ナンバーの車が止まっていた!
(なんと、EVA父さん、しゃちょさんのお知り合でした)


7時30分過ぎ西後谷バス停前をスタート
これから向かう山の稜線が見えていた
桜坂駐車場を通過し、雪原をハイクしながら
挑む井戸の壁とその向こうに天狗岩が見える

パワフルな登り@しゃちょさん

8:40〜いよいよ井戸の壁への登りが始まる!
しゃちょさんは軽々とぐんぐん高度を上げて・・・。
その後方を追って
急斜面をジグザグに登り進むが・・・コーナーで上手くターンできない(涙)
スキーがズルズルと滑る・・・。
乾いた軽い雪はサラサラと音を立てて流れる・・・。
身体も流れ落ちそうになる・・・EVA父さんがザックを押してくれる!


井戸の壁にノックアウト@ヘロヘロな四十路女

1時間近く、井戸の壁と格闘する・・・。
まさに、『百聞は一見にしかず』
喉が渇き・・・一息入れる

9:33〜やっと5合目辺りにたどり着いた!
しゃちょさんお待たせしました!

何時も夏道から眺めるブナ林・・・今日はその真ん中に居る!
バナナを食べてエネルギーを補給
9:27〜休憩を終えて
再び井戸の壁・・・でも、ここからは緩やか
陽射しで雪面にブナの影が長く差し込む
10:10〜ブナ林を抜けると風が強く
後方には大源太山や万太郎山など見える


10:40〜割引岳を横目に
写真を撮りながら・・・呼吸を整えて
10:40〜標高1500m付近
ここでスキーにクトー(スキーアイゼン)を装着

『アイゼンを持ちますよ!他に重い物はないの?』と・・・しゃちょさん
お言葉に大いに甘える・・・四十路女アイゼンをお願いする
『ありがとう御座います』

吹きさらしで風が冷たい


10:45〜いよいよ本日のメイン・・・超核心部の8合目への登りが始まった・・・。
サラサラ雪の下は・・・アイスバーン!
 
真っ白で平坦そうに見えるけれど・・・急なんですよ!
EVA父さんから、クトーの使い方のアドバイスを受けながら
一歩一歩慎重に登る・・・落ちたら・・・・ザザァ・・・と下まで滑落です
急斜面でアイスバーンの上に乾いた雪・・・。
ジグザグに前方を確認しながら登る
ここでも、コーナーターンに泣く・・・緊張とストックを強く刺すため
全身が・・・強張る
11:20〜先行のしゃちょさん
パワフルに登って行く
11:40〜もう少しで核心部も終わる
この頃は、まだしょちょさんの姿が見えていた・・・。
やはりここも『百聞は一見にしかず』
11:50〜8合目への登りが終わり
目指すは9合目ニセ巻機山!
しかし、急斜面で疲労困憊の四十路女は、ヘロヘロ状態・・・。
『30歩進んだら一息入れるとかね』とEVA父さんからアドバイス!
これを繰り返して・・・。

ニセ巻機山への最後の登り@ヘロヘロ

既に時間は12時近い・・・。
これでは、巻機山までは、とても無理だぁ・・・。
帰りの滑る体力が無くなってしまう
『ニセ巻機山までにします!小屋の鞍部で待ってますね!』


12:17〜ニセ巻機山着!
もう、しゃちょさんは巻機山へと登っていた・・・。
雪を纏った真っ白な巻機山は素晴らしい!
また何時かこんな光景を拝むことが出来るかしら・・・。

ニセ巻機山から巻機山

ニセ巻機山
EVA父さんも、四十路女のお守りを終えて
水を得た魚のように・・・ニセ巻機山を下って・・・ガンガン巻機山へ!早い早い!

シールを着けたまま小屋のある鞍部へ滑る
途中、早くも上り返してきた山梨の若者とスライド
新潟出身だそうで
巻機山は初登山
彼を見送る

鞍部にて、しゃちょさんとEVA父さんの滑りを眺める
巻機山のパウダーを軽やかに滑り降りていく

体力消耗・・・情けない限り
軽くお昼を食べて二人を待つ
2月とは思えぬ穏やかさ・・・至福の気分を味わう

13:13〜EVA父さん合流


13:17〜 しゃちょさんは一足先にGO!
EVA父さん・・・すみません。また、お守り役で・・・。


13:40〜休憩を終えてスタート
10分登ってニセ巻機山着
360度のパノラマを堪能し・・・素晴らしい♪
シールを外して
14:05〜いよいよ・・・滑降開始・・・!
まずはEVA父さんが・・・格好良い滑降で・・・さささぁ〜〜〜と滑って
EVA父さんの滑りにうっとり・・・見とれてる場合ではない!
ニセ巻機山直下を滑り・・・いよいよ核心部の8合目!

EVA父さんから色々指示を頂戴して
斜滑降、横滑り、キックターン・・・持ってるアイテムを全て出して(笑)
時間をかけて・・・強行突破!

1500m地点で、首を長〜くして、待って居る、しゃちょさんのもとへ・・・。
『お待たせしました・・・。』


1500mから下は楽しいツリーラン♪
う〜ん、超?気持ち良い(^^)

しゃちょさんが行く!

ブナの疎林を楽しく?滑り
だんだん雪は重くなり・・・一度毎に雪崩れる
登りも滑りも大汗をかいて・・・四十路女は行く・・・。
藪とブナ林を抜けて
全身で大地と戯れて
13:22〜なんとか西後谷バス停に着いた!
しゃちょさん、EVA父さん
『あぁ、勘違い四十路女』を最後までサポート頂きありがとう御座いました!
素晴らしい巻機山を堪能できました!

☆EVA父さんから頂戴した画像も使わせていただきました!