鍋倉山(1288m)
4月22日(土) 曇りのち晴れ
登り(休憩含む) 温井集落(8:10)〜黒倉山鞍部(10:35)〜黒倉山(10:45)〜鍋倉山(11:10)
下り(休憩含む) 鍋倉山頂(13:40)〜温井集落(14:30)
山スキーシーズンも終盤に突入!今回も天気予報を信じ晴れを求めて信州の鍋倉山へ・・・。
今年も温井集落にやって来た! |
黄砂で汚れた雪面を暫く進み、林道沿いに出るため急な斜面を雑木を避けながらジグザグに登る。GWにはシャトルバスが入るため除雪がかなり進んでいる。除雪された林道と平行に歩き、田茂木池手前から杉林を目指す。この辺りから青空は一転し曇り空へ・・・。 |
杉林へ |
田茂木池付近の杉林を過ぎ、次は別荘を目指して進む。別荘の脇に流れる川はまだ雪の下。再び林道沿いに出るため、スキーを横にして登るが、ザラメのやわらかい雪はだらだらと崩れてばかりで思うように進まない。四苦八苦の末ようやく登り一休み。ここからブナの巨木地までは、なだらかな雪原歩きが続く。 昨日降った雪でスキーが少し沈む。湿った重い雪は滑り憎いだろう。早くも滑りが心配になる。左手の山側を何気なく見るとウサギが元気に駆け回っている!少し茶色になりかけたウサギの可愛らしい姿に、大に興奮する中年スキーヤー!嬉しい事にもう一羽ウサギが出現!立ち止まり三人で暫く見入ってしまう。 |
プチラッセル |
曇り空の下、順調に進みブナの巨木地に到着!この休憩地は、巻き道で山頂を目指すルートと尾根を直登するルートの分岐らしい。昨年は両方のルートを登ってみた。経験上もちろん巻き道ルートを選択する。ここでゆっくりコーヒータイム。 休んでいると後ろから単独のスキーヤーがやって来た。『ラッセルありがとうございました!』とお礼を言われる。彼は休まず巻き道を進んで行く。その直後に三人のパーティーがやって来た。彼らは直登ルートを進んで行った。 |
ブナ林の巻き道は黒倉山との鞍部手前まで続く。時折陽射しが差し込み雪面にブナ林の影が落ちる。ブナの根本から小動物が出現!何だろう・・・。またまた三人で立ち止まり観察。昨年山頂で見たヒミズ?それともネズミ? ブナ林が閑散になると鞍部が近い。先行の単独スキーヤーは鞍部に向わず、ブナ林に入り登り始めた。見上げるとブナ達は雪化粧していた! |
鞍部手前 |
鞍部に出ても景色は望めなかった。先に黒倉山に向かう。木々の枝は自然が作った氷細工。雪が多いのか登りは緩やかに感じる。10分程で山頂に着き、光ヶ原牧場がガスの切れ間から見えた。ここから眺める鍋倉山は曇り空の下でまるで墨絵のようだ。滑りたい北斜面は光って見える! |
鍋倉山 |
黒倉山からはシールを着けたまま、ヒールフリーでテレマークースキーの真似事をしながら滑る。う〜ん上手く行かない・・・。鞍部からは鍋倉山目指して最後の登り。この登りも緩やかに感じる。北斜面はシュカブラが所々に出来ていた。 山頂には先ほどの単独スキーヤーが既に腰を下ろし休憩していた。直登の三人はまだらしい。やはり巻き道のほうが順調のようだ。風もさほど強くなく思いのほか暖かい。ガスが上がらずここからの景色はあまり望めないが、時折厚いガスの切れ間から妙高山と火打山の頭が見える。 晴れてビールが旨いだろうと思い珍しく持参したが、頂いたワインの方がず〜と美味しかった!のんびりゆったり時間が流れ、気が付けばいつの間にか沢山のスキーヤーが休んでいた! |
賑わう山頂 |
滑り始める頃は青空も広がり関田山脈が見えてきた。北斜面は雪質も良く快適にスキーを回す。鞍部からはブナの林に滑り込む。このブナの間を滑る快適さ!ブナ林を滑り抜け最後の美味しい斜面を滑れば田茂木池が待っている。 |
快適なブナ林 |
雪解けの田茂木池 |
ブナの芽吹きも近い鍋倉山を滑り降りると、雪が解け始めた田茂木池の水面が見えた。 |