火打山 (2462m)

2004年10月17日(日) 晴れ

登りコースタイム  笹ヶ峰登山口(6:30)〜黒沢(7:15)〜富士見平(8:30〜40)〜高谷池(9:12〜30)〜雷鳥平(10:15)〜山頂(10:55)
下りコースタイム  山頂(12:10)〜雷鳥平(12:40)〜高谷池(13:30〜50)〜富士見平(14:30)〜黒沢(15:30)〜笹ヶ峰登山口(16:15)

 妙高山や飯豊連峰等の初冠雪便りを聞く。高い山はもう終わりだろうか・・・。まだ紅葉を楽しみながら、高い山に登りたい気持が湧いてくる。巻機山か火打山に登りたい・・・。春は高妻山、夏は妙高山と登ったから最後は火打山に登ろう!そして前泊で笹ヶ峰の降るような星にも会いたい!


 16日10時過ぎに自宅を出発。高速を使わず上越市経由で笹ヶ峰に向かう。途中小雨が降り明日の天候が心配になるが、予報を信じることにしよう。明日は全国的に晴れのはず!池の平のコンビニで食料を買い、熟睡用に小さなワインを一瓶追加。杉野沢民宿街から笹ヶ峰までの10キロの道のりが長く感じる。急カーブをどんどん登りようやく笹ヶ峰駐車場に着く。すでに午前零時を過ぎていた。車から降り寒いながらも夜空を眺めると・・・無数の星が散り瞬いている。6年前の天の川を思い出す。いささか興奮気味になりワインを少し飲み眠りに着く・・・車中前泊にも慣れたものだ。

6:30 登山口出発! 今朝は6時まで熟睡してしまった・・・予定より30分遅い出発となる。
登山口は以前と少し変わっていた。そして立派な門まで・・・。
登山届けを記入し歩き始める。
歩き始めは、なだらかな木道歩きでスタート!
スタート時は、さほど大きくないブナ林だが、次第に大きくなり紅葉が見事だ!
朝の冷気が頬をなで心地よい木道歩きが続く・・・。
小さな沢を渡りせせらぎの音が聞こえ始めると、やがて黒沢に。
7:15 黒沢に到着。立派な橋がかけられていた。以前は丸太橋だったと思うが・・・
この辺りは紅葉が見頃!ウオーミングアップもここまで。
十二曲へと続く・・・
7:45 十二曲を登りながら左手方向を眺めれば・・・
雲海の上に姿を現している冠雪の白馬連山!
十二曲を登りきれば、なだらかなシラビソ林の中を歩く。いい感じだぁ〜!

8:30 富士見平着。スタートから丁度2時間。レモンティーを飲みサンドイッチを食べる。
富士見平は高谷池と黒沢池の分岐点。ここからは高谷池を目指し、黒沢岳の西側を巻いて平坦な登山道が続く。そして火打山が左手前方に姿を現す!うわ〜♪雪化粧してるぅ!高谷池へと気分はるんるん♪
9:12 富士見平らから30分ほどで高谷池に到着!高谷池ヒュッテとテント場がある。
 
9:40 積雪で木道が滑る!転ばないように歩き天狗の庭到着。一面雪化粧で綺麗!太陽の光りが眩しすぎるくらい・・・。

天狗の庭に付けられた木道を東に進み、火打山の右側の稜線を登る。登山道は右側がガレている。凍結箇所がありストックを使いおばあさん歩きとなる・・・。シャクナゲの道を過ぎ、ハイマツ地帯になると雷鳥平に着く。ここからは丸太の階段が付いた急坂を最後の力を振り絞り登る。振り返ると妙高山が見える。登り切れば山頂!それにしても、空の青さが紺碧に近い。風はかなり冷たく頬が痛い!
登山道の右側がガレている 雷鳥平を過ぎ山頂へ続く・・・ハイマツの緑が綺麗
振り返れば妙高山 山頂に続く最後の急登
10:55 火打山到着!ロングコースだが二つの湿原を歩き山歩きの王道だ!360度パノラマ♪

妙高山の看板と同じロゴでした

        焼山、金山、遠くに白馬連山
山頂からは遠く富士山も見え、越後の山々も綺麗に見えた。直ぐ近くには焼山、金山、雨飾山、高妻山。白く輝く冠雪の北アルプスは槍ヶ岳までも見えた!やはり火打山とは相性が良いようだ。しばらく眺望を楽しむが風が強いので、焼山に続く登山道に下り休憩。隣合わせた静岡県からの登山者と山談義に花が咲く!山での一期一会。持参したワインで乾杯♪コーヒーなどの飲みながら一時間以上も素晴らしい景色をご馳走とする。
12:10〜下山開始・・・。名残惜しいが山頂を振り返りながらの下山。
 もう直ぐ冬・・・。
13:05 天狗の庭。
午後になったら池塘に火打山の姿が!
風も止み暖かく静かな晩秋の美しすぎる湿原・・・天狗の庭。
13:30〜50 高谷池。コーヒーを飲みながら至福の時間を満喫
天狗の庭を下ると三角屋根の高谷池ヒュッテが見えて来る。
点在する池塘に秋の空が映り、空の青と雪の白が眩しく輝いてる。
この絵のような風景ともお別れ・・・
15:30 黒沢に到着。朝とは違った風景に感じる・・・錦紅葉!
16:15 無事下山
ブナ林の黄葉を歩きながら登山口に着く。
王道の山歩きが無事終了。
中学の学校登山で初めて登った火打山。そして、中2になった息子を連れて登った山。今回は一人静かに歩いた・・・美しきかな火打山!