パソパラ掲示板〔2004年10月9日〕
私が、インターネットの世界を彷徨う様になって、もう8年近くが経つ。
その中で、気に入りのサイトを探す楽しみを知り、また、自らもこうして趣味のサイトを作るまでになった。
インターネットの世界に飛び込んで間もない、1996年、私はよく顔を出していたサイトがあった。
ビーズサイテックオンラインというサイト内にあったパソパラ掲示板(現在は存在していない)だ。
パソパラとは、パソコンパラダイスという、パソコン美少女ゲーム(18禁)を紹介する情報誌で、当時の愛読書のひとつだった。
ある時、このパソパラ本誌内で、HPが紹介されており、興味をもって尋ねたのが始まりだった。
ここには、当時、話題のジャンルごとに2ないし3ぐらいの掲示板が分かれており、非常に多岐にわたる話題について、熱く語っていたものだ。
多分、私自身がそこの掲示板に顔を出していたのはおよそ1年ぐらいだったと思うが、このときに使っていたHNが“ハカトリエル”なのである。
通称ハカりんとして、結構入り浸っていたものだ。
多くの人と、その掲示板で出会い、ゲームはもとより、アニメや他愛無い話まで、非常に多くのことを語り合い、非常に有意義な時間をすごさせてもらった。
今のように、荒らしも激しくなかった時代、参加されている方々は本当に紳士的な方々ばかりだった。
さちゅまさん、うどん・でりくとりさん、ひろくんさん、クラマとワタルさん、ねくろぽてんすさん、聖文さん、サイクさん・・・etc.
なんと、この掲示板には知る人ぞ知る名作「秘密指令1919」の作者、牧山昌弘さんまで顔を出されていたのである。私も何度か掲示板にて交流させていただいた。
その当時の方の中には、後にご自分のHPを立ち上げられた方、また、立ち上げていたサイトを閉鎖された方、インターネットの世界から引退された方・・・等、様々な道を歩まれていった。
先に挙げた方々のうち、いまだに活動が顕著なのは、当サイトもリンクさせていただいている、さちゅまさん、そしてうどん・でりくとりさんで、このお二方はまだ、この電脳世界に身をおかれていることを確認している。
あの頃のメンバーが、再びひとつの掲示板に会することは、多分無いだろう。
だが、私にとって、ネットのマナーを学び、同時にネットの楽しさを教えてくれた方々として、彼らのことをそう簡単に忘れることはないだろう。
彼らに対する恩返しというわけではないが、今後は私が、皆が楽しめるようなサイトを提供していくようになりたいと思っている。
あの時、新入りの私を、温かく迎えてくれたように、私もまたネットで出会った人たちを大切にしていきたい。
そして、皆で楽しくやっていければそれが最高だと思っている。
まだまだ未熟で、拙いサイトではあるが、より楽しんでもらえるサイトになるように、今後とも工夫し続けていこうと思う。
最後に、当時のパソパラ掲示板の仲間達にこの言葉を贈って、最後の言葉としたい。
「パソパラ掲示板よ 永遠なれ!!」