ロングボウ
ショートボウよりも大型で、全長が160〜200cmにもおよぶ弓をロングボウと呼びます。
大型になって、威力が増した分、鎧をも貫くものさえあったといわれます。
当然のことながら、射程距離も伸び、有効射程距離は150mにも達します。
ロングボウの優秀な所は、その速射性にあります。イギリス・フランス間で起きた百年戦争において、イギリス軍のロングボウ部隊が、フランス軍のクロスボウ部隊を撃破したことからも知られています。
破壊力では、ロングボウに遥かに勝るクロスボウですが、発射までに時間がかかってしまうため、その間に二連射、三連射できる、ロングボウに押し切られてしまったわけです。
ショートボウよりも大型になった分、発射する為により強い力が必要となったことから、使用者を選ぶ武器になったといえるでしょう。