ずいぶんと時間が経ってしまって、いまさらな感もあるのですが、ちょうど3周目を始めたことでもあるので思いつくままに書いてみたいかと思います。
なお、ネタバレがありますので、未クリアの方や、見たくない人はお気をつけください。
登場する仮面ライダーについて
●仮面ライダー1号/本郷猛(藤岡弘、) [操作可]
2周目以降は、桜島タイプと新1号の両タイプから選択ができるようになります。ちなみに桜島タイプ旧1号は、ちゃんとマスクの後ろから髪の毛が見えているというこだわり方。さらにサイクロンのシーンもちゃんと新サイクロンとサイクロンの両方が用意されていて、アイキャッチも変わります。
必殺技の最高レベルにおけるキックが「電光・ライダーキック」なのがプレイヤーを感涙に導きます。
登場する怪人が、ショッカー及びゲルショッカーの怪人なので、戦っていても一番違和感が無いライダーでもあります。
個人的には、新1号の方が好みです。なにしろ画面が暗い場所が多いので、旧タイプだと見えにくくて・・・。
全員そろってからも常にリーダーシップを取るあたりさすがです。
●仮面ライダー2号/一文字隼人(佐々木剛) [操作可]
1号編で登場し、一時的にプレイヤーが操作することになる仮面ライダー。1号を旧タイプで選択していると、2号も旧2号になります。
戦闘不能に陥った本郷のピンチに颯爽と現れ、本郷が捕らえられていたカプセルをライダーキックで破壊します。そして、ガス室に囚われていた人々を救い、怪人と戦うのですがその時の台詞がいいんです。
「いるのは解っている。・・・出て来い!!」
一文字隼人いまだ健在なりと確信できる力強い台詞とポーズで、心を揺さぶってくれます。
各章のゲストライダーのうちで唯一プレイヤーが操作可能な仮面ライダーです。
●仮面ライダーV3/風見志郎(宮内洋) [操作可]
自分のことを「私」と呼称していたのにはびっくりしました。某サイトで、収録時に「風見志郎は俺とは言いません。全て私で通しています」とのエピソードがあったとの紹介がありましたが。・・・風見志郎って、「V3」の時も「俺を改造人間にしてくれ!!」と言っていたし、「X」でも同様、「ストロンガー」でもそうでしたし、「スカイはこれから見ますが、スーパー1劇場版でも「俺は仮面ライダーV3!!」と言っていたような・・・。「10号誕生!仮面ライダー全員集合!!」でも「俺たちも君と同じように一度は復讐に燃えたんだよ」・・・って言ってましたよね?
ともあれ、この正義の系譜でも「宮内パワー」は炸裂しておりました。いやみじゃない程度のカッコ良さが風見の魅力だと思うのですが、この作品でもそれは貫かれていました。
曲も「まわ〜る〜♪ 回る風車はダブルタイ〜フン〜♪」と要所要所で流れるので頭が洗脳状態になってしまいました。
●ライダーマン/結城丈二(?)[操作不可]
この作品において、重要な役割を果たすのがこのライダーマンです。
残念ながら、結城役の山口氏は既にお亡くなりになっているので、声を当てられたのは別の役者さんでした。しかし、若かりし日の山口さんの声と比べても、それほど違和感が無かったのは幸いでしょうか。
できれば、クリア後のおまけでもいいので操作してみたかったとは思いますね。
●仮面ライダーBlack/南光太郎(倉田てつを)[操作可]
この方です!この方がいたからこそ、このゲームを買う気になった訳でして。いち早く出演が決定していたのは、賀集君と宮内さんだったので、最初はどきどきしたものです。
で、倉田さんの出演が決定した時に、購入もまた決定しました。
声に関しては、あれから10数年が経過したわけで、最初の方の台詞こそ、妙に落ち着いているという感じがしたのですが、後半になるにつれ、「南光太郎」に完全に戻っていましたね。
キングストーンフラッシュが必殺技の中に盛り込まれていたり、変身シーンで「人間体→バッタ怪人→ライダー」という過程が再現されていたことに感動しました(ポリゴンは荒かったですが・・・)。
テーマ音楽である「仮面ライダーBlack」に合わせて通路を駆け抜け、戦闘員や怪人と戦うと、自分までが少年の日に戻ったみたいでワクワクしました。
●シャドームーン/秋月信彦(?)[操作不可]
今回ゲストライダーは2号以外操作不可だったのですが、それによって一番悔しかったのがこの方を操作できなかったことです。ゲーム誌で、登場が決まった時に、「シャドームーンが使えるのか!?」と狂喜乱舞したのですが・・・まあ、そんなにうまくいくわきゃあないわけで・・・。
今回のシャドームーンは残念だったことが多いのですが、その間違いなく筆頭に来るのが「声」!!
TV版で声を担当した寺杣さんは現在も現役の役者さんで、「仮面ライダーアギト」では素顔で登場していました。スケジュールの調整やギャラの問題などがあったのでしょうが、あのカッコイイ声を聞きたかったと思ったのは私だけではないはずです。
シャドームーンは「デザイン」「声」「演出」が見事に融合したキャラクターだったわけで、その要因の一つである「声」が変わったことは大きなマイナスポイントとなりました。
もう一つ残念だったのが「レッグトリガー」の効果音。まるで鉄板の上を歩くかのような「コン!」「コン!」と言う気の抜けた音だけは何とかしてほしかった。「レッグトリガー」の音は、シャドームーンがやってくるということを視聴者に印象づける重要な役目を担っていたので、シャドームーンファンとしてはあの「ガシャン!」「ガシャン!」という音を期待していただけに寂しかったですね。
あとは、今回の話でのシャドームーンはあまり悪役っぽくない。むしろどこかしら寂しさや優しさを感じさせる演出でした。・・・賛否両論あるかとは思いますが、個人的には嫌いじゃないですね。
●仮面ライダーアギト/津上翔一(賀集利樹)[操作可能]
プロローグが終わって、最初に使うことになるのが彼です。
本編中は、仮面ライダーという言葉が登場しなかったために、最初のボスであるセミミンガに「この時代にも仮面ライダーがいたのか!」と言われて戸惑っておられました。
後半で、全員が通信装置を使って話す時には「仮面ライダー アギト!」とおっしゃっていました。でも、あまり違和感がありませんでしたね。これが、龍騎や、ファイズ、ブレイドなら違和感がすごかったでしょう。
彼の特徴は、なんと言っても必殺技のレベルが上がるとフォームチェンジすることですね。しかもバーニングフォームとシャイニングフォームになるあたり嬉しいです。
●仮面ライダーギルス/葦原涼(?)[操作不可]
アギトがシードラゴン三人組に襲われている時に助けに来てくれます。・・・が例によって役者さんが異なるため違和感もすごいです。地獄大使が逃げるときにこの時代にも仮面ライダーが二人いることに驚いて悔しがっていましたが、彼の場合ダブルライダーにいろいろと苦汁を舐めさせられていますからね・・・。
ともあれ、強さはなかなかのものらしく、シードラゴン2体を相手に大立ち回りを演じたようです。・・・というのもほぼ一瞬だけで次に登場するのはエンディングなモノで。
2号は使用でき、ライダーマンは根幹にかかわり、シャドームーンは最終戦周辺で出張ってきたのに比べて、いまいち影が薄いのが残念です。
次回は、内容について語っていきたいと思います。