SALAD DAYS
(猪熊しのぶ/小学館)
週間少年サンデーにて連載されていたコミック。
作者の猪熊しのぶ先生は以前、同じサンデー誌上で、格闘マンガを連載していた事があり、その頃から気にはなっていました。
その後、短期でホラーマンガをサンデーで連載した後、この「SALAD DAYS」の登場となったわけです。
一言でいうなら、赤面するくらいの純愛青春マンガです。ええ、それはもう、こっぱずかしいほどに。
ですが、ハカりんは、こういう作品が大好きです(笑)
作品の構成自体は、短編、もしくは中編の作品からなるオムニバス形式で、一部例外として「祐樹」「双葉」の二人を主人公とするシリーズがありました。
このマンガの面白い所は、各話自体は独立したものであるにもかかわらず、一部の登場人物が他作品にも登場していることです。
例えば、ある作品でサブキャラクターとして登場したキャラが、別の作品ではメインキャラクターとして扱われたりする訳です。
このへんは、愛着のあるキャラクターが再登場してくれたりすると思わずニヤリとしてしまったり・・・。
この作品はある意味ファンタジーといえます。実際にこの作品のような話が起こる事は稀でしょう。
ですが、この作品を読む事によって、中学生あるいは高校生時代の気持ちに戻って、甘酸っぱいような、くすぐったいような、そういったときめきを、疑似体験できると思います。
現在、猪熊先生は別路線のマンガを執筆中とか。まだ未見なのですが、きっと素晴らしい作品を作ってくれることでしょう。