サーベル
これも、一般的な剣の名称として有名でしょう。
全長70cm〜1.2m、重量は1.7kg〜2.5kgと、実に様々な種類のサーベルが存在します。
大きさだけでなく、その剣身も大きく分けて3つの種類に分類でき、直刀タイプ、曲刀タイプ、そして両者の中間的な形状の半曲刀タイプのものが存在します。
サーベルは、騎乗した兵士が片手で使用する事を前提に作られており、できるだけ長く、かつ、できるだけ軽量になるように工夫が凝らされています。
時代的には、16世紀頃に成立した剣と言われており、それまでの重装甲、重武装の時代から、銃器の発達による軽装の時代に誕生した剣です。
この為、重量を利用して断ち切る物が多い西洋刀剣においては珍しく、切り裂く事にも適した剣となっているのも特徴の一つといえるでしょう。