仮面ライダーSPIRITS
(村枝賢一/講談社)
仮面ライダーコミックの最高峰といっても過言ではない傑作。
ハカりんは講談社・マガジンZにて、この作品の連載が始まった時、
「所詮、石ノ森先生以外のライダーなんて・・・。」
と、タカをくくり、見ようともしませんでした。
しかしその後、偶然目にする機会があり、なんとなく読んでみる気がしました。
折りしもライダーマンの回でした、その絵柄を一目見るなり、思わず叫びそうになりました。
「む、村枝先生じゃないか!!!」
そう、ハカりんは村枝先生のファンで、「かもしか」で、完全に心を打ち抜かれた一人なのです。
「かもしか」については、また機会を改めて語らせていただくとします。
話は戻ってライダーマン。・・・およそ仮面ライダーたちの中でもそれほど人気があるわけでもない、むしろ人気の無いライダーであるはずのライダーマンが、やけにカッコいい!!
それからコミックの1巻を購入しました。
・・・熱い。
・・・熱すぎる。
紙面からライダーの魂が、そうSPIRITSが、溢れてくるようです!!
絵がいい!!
ほとんど放送当時のままのデザインなのに、やけにカッコいいライダーたち。
セリフがいい!!
ライダーファンを唸らせる名台詞の数々。
「敵は多いな・・・。いや、大したことは無いか。今日は俺とお前でダブルライダーだからな。」(本郷猛・仮面ライダー1号)
「・・・聞いてくれ俺は・・・味方だ・・・変身。」(一文字隼人・仮面ライダー2号)
「信じてみねえか、たとえ神や仏がいなくても、仮面ライダーはいるって・・・。」(滝和也)
「償う為に生き返ったんだな・・・。」(結城丈二・ライダーマン)
等など。
何よりも、ハカりんが以前より思っていた、ライダーの”精神”というものを、如実に表してくれた気がします。
世界観的には一連の1号からZXまでのお話になるようです。
特にZXはTVスペシャル版と雑誌での写真によるストーリー展開の間で、微妙に設定が異なるので、この仮面ライダーSPIRITSでの、村枝流の新たなストーリー展開を期待しています。