王ドロボウJING

(熊倉裕一/講談社)


講談社・月刊コミックボンボンにて、連載されていた、問題作。

同時期に連載されていたボンボンの他の作品からは、浮いた存在だったような気がします。

現在は、マガジンZにて、「KING OF BANDIT JING」というタイトルで、続編が連載されています。

さて、長期連載のコミックにおいて、絵柄が変わっていくのはよくある事なのですが、この王ドロボウJINGは、1巻の頃と最終巻では、作者が別人なのではと思えるぐらいに絵柄が異なっています。

通常、絵柄が変わっても慣れてしまえるものなのですが、この作品に関しては、どうしても慣れることが出来ませんでいた。

つまり、当初はアニメ調の絵柄だったのが、だんだんと劇画調になり、縦長だった顔が、横長になり・・・。

要するにハカりんの好みとする絵柄から離れていってしまったのです。いまだにマガジンZ版の続編を読んでいないのは、ひとえにこのためです。

ただ、ストーリーの展開は難解であるものの、見事としか言い様のないものなので、ご紹介させていただきました。

なお、ハカりんのオススメは、「ザザの仮面舞闘会編」です。


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