ククリ

ネパールのグルカ族のナイフです。

全長４５〜５０ｃｍほどで、身幅は広い部分で６ｃｍを超えるものもあります。片刃で内側に湾曲した形状をしています。

ククリは、アレクサンダー大王が東方に伝えたギリシャの古刀「マカエラ」「コピス」によく似た形状をしています。トルコの「ヤタガン」、インドの「ソースン・パタ」ともそっくりです。地域的にも関連があるのかもしれません。

ククリは「山刀」とも呼ばれるように、密林で草木をなぎ払うのに適していますが、殺傷能力も高く、刃の重みが刃先に来るように設計されている為、振るう際にあまり筋力を必要としないようになっています。

ＢＡＣＫ