ファイアーエムブレム〜暗黒竜と光の剣〜
(箱田真紀/エニックス)
月刊Gファンタジー誌上で連載されていた、ファイアーエムブレムのコミック。私が認める唯一のFEコミックです。
ゲームをそのまま忠実にコミック化するのではなく、独自のアレンジを加えています。
素晴らしいことに、そのアレンジが、原作であるゲーム版と比べても破綻することなく、設定により深みを与えている点は高く評価できるでしょう。
絵柄も、ファイアーエムブレムという世界観に合ったもので、好感が持てるものでした。
また、ローエン、クラウスといったオリジナルキャラクター達も個性的なキャラに仕上がっています。
実はこのローエンが私の一番お気に入りキャラだったりします。
箱田先生はこの作品以前もエニックスでスーパーマリオの4コマ漫画などを描いていましたが、この作品で一躍有名となり、以降も「クロスボーン探偵団」「ワールドエンド・フェアリーテール」などの傑作を生みだされます。
この作品はマルス達がアリティアを奪還する場面で完結していますが、私としては、いつか続編にてメディウスを倒すまでを描いていただきたいと思います。・・・かなり難しいことだとは承知しているのですが。