悪魔城ドラキュラとの出会い


その昔、コナミが出していたゲームに、「コナミワイワイワールド2」というファミコンソフトがありました。

主人公はアンドロイドの「リックル」と「ブルーリックル」。彼らはステージ中の変身カプセルを取ることでコナミキャラに変身ができるのです。

ゴエモン(がんばれ!ゴエモン)

シモン(悪魔城ドラキュラ)

月風魔(月風魔伝)

ウパ(バイオミラクル!ぼくってウパ)

ビル(魂闘羅)

といったキャラクターに変身し、時にはツインビーやビッグバイパーに乗って、さらわれたお姫様を助けに行く・・・そんなゲームです。

で、最終面手前のステージが、悪魔城っぽいつくりで、ステージボスも棺桶に手足が生えたようなヤツでした。

ここで、あの名曲「VAMPIRE KILLER」と「BLOODY TEARS」を初めて耳にしたのです。

俄然、ドラキュラをPLAYしたくなった私は、当時近所にあったおもちゃ屋に直行、ディスクシステム用のディスクを手に、ディスクライターで「悪魔城ドラキュラU 呪いの封印」に書き換えてもらいました。(若い方は知らないかと思いますが、当時任天堂が販売していたディスクシステムは、おもちゃ屋さんの店頭にある「ディスクライター」で手持ちのディスクシステム用ディスクに新しいゲームを書き換えることができたのです。消費税などというものはまだ無く、500円で書き換えができました。)

で、ゲーム開始。

総カタカナの会話。

操作性の決してよくない動き。

それを堪えながら街から外へ・・・。

「ロード シテイマス・・・」

「ディスク B ヲ セットシテクダサイ」

長い長いロード時間の後、青空の下、決然と立つシモン・ベルモンド!!

前方から襲い来る、ウェアウルフの群れ。

そして、そのバックに流れる「BLOODY TEARS」!!!!!!!

そのあまりのカッコよさに、完全にドラキュラに転んでしまいました。

その後、

スーパーファミコン版 「悪魔城ドラキュラ」

PCエンジン版「悪魔城ドラキュラ X 血の輪廻」

その度に流れる「BLOODY TEARS」に狂喜したものです。

なにしろ、このコーナー名も、そこから頂いたものですから。

決意と共に戦う男のテーマに相応しい名曲。

この曲との出会いが、すなわちドラキュラとの出会いといえるでしょう・・・。


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