ＣＡＲＯＬ

（木根尚人／ソニー出版）

ハカりんの中で、いまだにＮｏ．１のグループ、「ＴＭネットワーク」。その中でも一番好きな木根尚人さんが書かれたファンタジー小説です。

木根さんといえば、後に大ヒットとなった「ユンカースカムヒア」などもお書きになっておられますが、彼の小説家デビュー作が、今作です。

元々は、ＴＭのツアーでミュージカル調で行われた「ＣＡＲＯＬ」ですが、この小説版では、キャラクターの内面にまで踏み込んで描写されています。

ハカりんが抱いた感想としては、「不思議の国のアリス」＋「ネバーエンディングストーリー」という印象でした。

物語は、イギリスのある街から始まります。

主人公の名はキャロル・ミュー・ダグラス。

どこにでもいるような、普通の少女です。ごく普通に毎日に退屈していて、ごく普通にバンド「ガボール・スクリーン（ＴＭネットワーク）」が好きな・・・そんな少女です。

彼女はある日、自分を取り巻く「音」が普段と違うような違和感を感じます。

それはやがて、彼女を異世界へと誘っていくのですが・・・。

現在は、角川書店から文庫サイズが発売されていたと記憶しています。

この小説を読むときは、もちろんアルバム「ＣＡＲＯＬ」を聞きながら読んでますよ。ＴＭネットワーク最高！！

ＢＡＣＫ