バルディッシュ
16世紀〜18世紀にかけて、特に東ヨーロッパで用いられた戦斧です。
全長は約120〜250cm、重量も2〜3.5kgほどもありました。
このため、戦斧のカテゴリよりも、長柄武器のほうがピッタリくるかもしれません。
しかし、なんといっても特徴的なのは、その斧頭で、刃渡り60〜80cmもある三日月状の刃先を持つ斧となっています。このため、西ヨーロッパでは、クレセント・アクス(三日月斧)と呼ばれたそうです。
主に騎兵部隊が主兵装として扱った武器であったようです。
その形状および使用目的も、別項のハルバードとよく似た部分が多いようです。
ゲーム等で登場するときには、バルダッシュと表記されることもあります。