元祖・偽ライダー、ショッカーライダー
悪に属する仮面ライダーたち・・・その1
初代である「仮面ライダー」の頃より、悪の組織に属する「悪のライダー」が登場してきました。
彼らは、次のようなパターンに分類されます。
A. オリジナルと同タイプのサイボーグ
B. 怪人、または戦闘員の変装
C. オリジナル打倒の実験台としてのアンドロイド
今回、取り上げるのは、Aタイプの「悪のライダー」です。
さて、今回のお題であるショッカーライダー(偽ライダー)とは、「仮面ライダー」に登場した、ライダーと同タイプの改造人間たちです。
計6体のショッカーライダーが確認されており、その能力はオリジナルのライダーと同等、外見上の違いは手袋&ブーツが黄色、マフラーの色がそれぞれ固有の色となっている点ですね。
ショッカーライダーは、この他にも、怪人などに特有の、ミサイルを発射したりといった能力も持ち合わせておりました。
偽者、というならば、「ウルトラマン」にも偽ウルトラマンが登場しているように、ヒーローものとしては定番といえますね。
さて、そもそも仮面ライダー1号はショッカー日本支部の幹部怪人として改造されたわけですので、本来ならば「飛蝗男」となるべき存在であった訳です。
このことから考えると、むしろショッカーライダー達の方が本来の姿と言えるのでしょう。
仮面ライダー2号も、その存在目的は打倒「仮面ライダー」の為のショッカーライダーとなるはずの存在だったわけですし・・・。
ダブルライダー VS 6人のショッカーライダーの決戦シーンでは、敵味方、8人の仮面ライダーが入り乱れての戦闘が繰り広げられました。
ダブルライダーは、この決戦のために、立花のおやっさんの指導の下、特訓を行いました。
このときの立花のおやっさんの指摘は見事です。
要約すると、基本状態での性能はショッカーライダーが若干上だが、ダブルライダーは実戦で培われた経験と、鍛えられた肉体がある。それを駆使して、ショッカーライダーをオーバーヒートさせ自滅に追い込むというものです。
この作戦によって、あえなく全滅してしまったショッカーライダーたちですが、その後の「偽ライダー」に多大な影響を与えました。
なにしろ、これ以降の幾人かの偽ライダーは黄色いマフラーに、黄色の手袋&ブーツとなるのですから・・・。