赤ちゃんと僕

(羅川真里茂/白泉社)


言うまでもなく、少女漫画です。

この作品と出会ったのは、実はアニメのほうが先になります。

その事については、アニメのほうで詳しく述べるとして、ともかく、ハカりんの持病である、「原作が読みたい病」が発病してしまい、近所の古本屋を巡ることになったのです。

既に、連載は終了していて、コミックスも完結しているとはいえ、そう都合よく古本屋で全巻が揃うはずも無く、確か6巻以降は書店で買い求めました。

とはいえ、今でこそ少女漫画を買う事に抵抗はありませんが、当時はハカりんも二十歳になったばかり。

レジの店員さんと目を合わさないようにして、恥かしい思いをしながら買っていたものでした(もっとも、18巻を買う辺りには慣れたというか開き直ったと言うか)。

主人公の榎木拓也くんは、小学5年生(連載開始時)。交通事故でお母さんを亡くした彼は、お父さんと共にまだ幼い弟の世話をしていく事になります。

様々な苦労をしていきながらも、子供らしい純粋さを失わない拓也くんには非常に好感が持てます。

ハカりんは、こういう少年を応援し、盛り立てていきたいという衝動に駆られます。

拓也くんには、なにか・・・こう・・・人を惹きつける魅力があると思うのです。

涙あり、笑いありの傑作です。まだ読んだことの無い方は、是非一度、じっくり読まれる事をおすすめします。


BACK