2次対策
2001年度の2次試験が2日後に迫りました.
受験地は東京で,東京国際フォーラム・ガラスホールというところだそうです.
どうみても3次試験の突破は難しいので,とりあえずハロー通訳アカデミーの第3次試験問題集2001年度
版を購入することにしました.(2000円)3000円分購入すると送料がただになるということで,同時に英文説明
300選も購入しました.
ハローのホームページにある2次試験のレポート集をダウンロードしましたが,これはAcrobatの形式で,どういう
わけか印刷ができません.やむを得ず,画面で過去3年分,3地区のレポートを読み通しました.
その結果おぼろげながら,2次試験の雰囲気がわかりました.
どのように行われるか
試験官は3人,中央に英国か,米国の30代から50代ぐらいの主任面接官.(大概はフレンドリーのよう)
左側が現役のガイドの方(この方も好意的),右側が官僚のような人(話の内容には興味は見せないよう)
まず始めに名前と住所を聞かれ,場合によっては関連した質問がされるが,これはどうもwarm-upのようで,
採点の対象にはなっていない感じ.
試験化によっては,I have to ask serious questions.などと「これからが本番ですよ」と合図をしてくれる
よう.
質問はおそらく4〜5パターン用意しておき,先に面接試験を受けた人の情報があまり効果がないように
配慮されているよう.一つの質問につき,1,2分受験者が自由に話す時間を与えられるようで,その答え方に
よって,質問は1題ということもありそう.
何に注意すべきか
多くの人が受講しているらしい,直前セミナーに出れば明白なことでしょうが,どうも「笑顔を絶やさない」
「どの試験官ともアイコンタクトをとるようにする」「笑いを取れれば,合格間違いなし」
といった指導がなされているようです.レポートを読むと,この3点について,気を使いすぎるくらい,気を
使っている様子が伺えます.
それから,最後に,"Thank you very much for giving me such a good oppotunity"といったことも言うように
指導されているようです.
何が問われるか
年度によるようですが,現代社会に関する一般的な質問が多いようです.経済「最近の不況をどう思うか」
今年なら「小泉人気をどう思うか」といった質問.
家庭生活について,例えば,「女性の晩婚化」とか「女性の社会進出」「親子のコミュニケーション」
社会問題,例えば,「若者の凶悪化する犯罪についてどう思うか」など.
レポートを読む限り,面接官の見識が疑われる場合があります.質問が大雑把で,的確が答ができない
場合です.例えば,「最近の若者は昔の若者とどう違うのか」といった質問では,「最近の若者は,『昔の』
の若者と違う」という前提にたっていますが,「本当に違っているのか?」「昔とはいつのことか」そういった
ことが明確にならないまま面接が進むのはどうかなぁ,という感じです.
旅行についての会話もありますが,これは受験生全員の得意分野.これに水を向けると,我意を得たりと
話せるようです.
レポートを読んで感じたこと
面接時間の5分というのはかなりしっかりした,時間制限のようで,この時間になると,きっぱりと終了するようです.
あまりしゃべりすぎない,かといって,少なすぎない,そんな配慮が必要のようです.
それから,面接官は同じ質問を20組近くこなすようですから,ハローのテキストの丸暗記は,つまらないと思います.
あくまで,自分の言葉で話すのが良いのではないかと,思っています.