PROMISED LAND  by Robert B. Parker
これも朝日新聞の推薦図書.Robert Parkerの名前はよく耳にはしていましたが,なんとなく敬遠していました.中身の英文を読むことなく,表紙の絵と名前だけで,難しそうに感じていました.しかし,そんな印象とは大違い.字は大きいし,行間は広いし,章立ては細切れだし,むだな白紙のページも多いし,気持ちよくページがめくれます.語数はなんと,普通のPaperback(たとえば前後して読んだBloodshotの半分ぐらい)
 話はというと,巻き込まれがたの,おせっかい探偵SPenserの活躍.そんなにうまく行くわけないだろうと展開に見事はまって解決.SPenserの男気に現実には達成し得ないロマンを感じるのも納得がいきました.英語は表面的には簡単ですが,たまに俗語が混じっていて,この小説から登場したというHawkの英語は要注意.すこし,きちんと読んだほうが…
前半はボストンとこの物語の舞台となったHyannisを地図で確認したり,物語に登場した場所のチェックをするのに忙しかったのですが,物語が動き出したらおもしろくて,すっかり英語の表現を拾うのを怠ってしまいました.そんなわけで,この巻については英語はなしです.
シドニーシェルダンは英語に自信がなくなったら読むのに最適(易しくて,荒唐無稽の速い展開,日本語で読むのはさぞかし恥ずかしい…)な本だと思っていましたが,このParkerも同じ.とっても展開がはやくて胸がすく思い.そんなわけで,他のホームページでお勧めのParkerをしばらくよむことにしました.(2002年9月11日)