Knowledge of the child's need for security, especially during his early days, has led to considerable misunderstanding of what is best for the child. Some adults would cut children off from half of life's experiences, and these same adults are shocked when a child expresses an interest in suffering, fear or death.
テーマは低学年の子どもの教師はどうあるべきか.大人は子どもに対してどうあるべきか.
第1文は「子どもには,特に小さいときには安全が必要だという知識が子どもにとって最善なことはなにかという点に関して著しい誤解を引き起こしている.
A courageous and full-living adult will invigorate4 the child and help him to feel free to experience and express the full range of his impressions of life.
His son had seen ( )
to put him off farm work.
(1) too much (2) enough (3) so
as (4) no such things as
Quality of life may be mentioned by some. But if you asked Anna's mother what Anna's life was like, she would probably say that it was brilliant. If that is her view, who are we to contradict it?
How could we uphold a decision when we did not believe in it ourselves? Do we have the authority to do anything about such matters that we feel strongly about? It seems not.
wouldには様々な用法があります.直前の文が現在完了,直後の文が現在.そこで,wouldの時制が現在か過去か確定できません.候補は
後半のand these same adults are shocked when a child expresses an interest in suffering, fear or death.の意味は「この同じ大人たちが子どもが苦しみ,恐怖や死について興味があるというとショックを受けるのです」
この場合意思が適切だと思うのですが,「大人には子どもから人生の半分の経験を切り離そうとします」とすると,直後のand these same adults...の続き具合がどうも釈然としません.かといって,「切り離そうとしていましたが,」と過去の習慣的行為に解釈しようとすると,often, alwaysといった副詞がなく,弱い.よくわからないwouldです.
文脈はwouldの続き.子どもを現実から隔離すると,ひ弱か底の浅い人間(a weak or shallow)になる.ちゃんとした大人がいれば…
invigorateには「活気づける」という注がついています.主語は当然A
courageous and full-living adult(勇気があり,充実した生活を送っている大人).問題は述部です.
... will
invigorate the child
and will help him to feel free
to experience
and
express
the full range of his impressions of life
すなわち will A and B to (C and D) 通例英文では同じ語を併記する場合は A,
B, and Cなりますから,「子どもを元気づけ,子どもが自由に経験したり,人生に対する印象を十分に表現することを助けるでしょう」となりそうです.ところがこの部分が問題の選択枝となっていて,それによれば,この構文の解釈は次のようです.
... will invigorate
the child
and will help him to feel free
to experince
and
express the full range of his impression
of life.
かかり方は異例の A and B and Cということで,そして意味は
「子どもを元気づけ,子どもが自由に経験することを助け,そして人生の印象を十分に表現します.」
選択枝の書き換えの英文は次のようです.
Those who have courage, live a full life
and pass on this experience to a child.
(勇気があり,充実した生活を送り,この経験を子どもたちに伝える人びと)
最後のhis impressions of lifeのhisが構文の解釈によって,a
childにも,an adlutともなります.
普通に読めば,a childだと思うのですが,そうすると選択枝に正解がなくなってしまいます.
他の選択枝
本文によれば,子どもに最善なことを知っている大人とは
大概の適語選択は熟語 next to nothing =almost,
go into reverse(逆に転じる)か基本的な語法問題.
worry about whether S+V で whetherのところにifは使えない.
require you having (requireはSVの節か,動名詞をとり,require
you to haveといえない)です.
ところが,この問題はさっぱり分かりませんでした.
まず,put him off farm workが見慣れません.
put off「延長する」ならよく見ますが…
His son ... himといった関係も語法問題としては異質.「彼」が誰だか分からない!
しかし,この表現は辞書でかろうじて,「畑仕事を中断する・邪魔する」と分かりました.
しかし,選択枝をどれを入れてもしっくりきません.
さらにsee enoughの結びつき
私のよく引く「グローバル」「ジーニアス」「活用英和」「リーダーズ」「プログレシブ」「ランダムハウス英和」にもこれを載せていませんでした.
ところが近頃出版された「旺文社英和中辞典」にこの用例がありました.
I have seen enough now (=I do not want to
see)
それからput ...offを引きなおすと今度は,put
... off に次の用例が
The smell of hospitals always puts me off.(病院のにおいをかぐといつも嫌いになる)
His attitude put me right off him.(彼の態度で私は彼が大嫌いになった)
これらを総合して次のような英文ができました.
His son had seen enough to put him off farm
work.
(彼の息子は農業が嫌いになるようなことをずいぶん経験していた)
テーマは看護婦は医師の決断に従うか,患者の側に立つのか.もう回復不能として,延命措置を取らないことにした女の子が死ぬ.その時,母親は病院が十分な手当てをしないと怒り,看護婦も納得できない…
Quality of life may be mentioned by some. But if you asked Anna's mother what Anna's life was like, she would probably say that it was brilliant. If that is her view, who are we to contradict it?
生活の質(無理して生きてもしかたがない)という言葉を言う人もいるだろう.しかし,アンナ(延命措置を取られずに亡くなった女の子)の母親にアンナの人生はどんなでしたか,と聞けば,多分,すばらしかったと答えるでしょう.もしそれが彼女の見方なら,…
最初,この英文も見たとき,are we to..は受験英語頻出のbe
toで「可能」かと思いました.
Who are we to contradict?ならば「誰に反駁できるでしょうか」 となります.ところが,itがあるために文型の説明がつきません.
contradict A Bという第4文型がとれて,「Aに対してBについて反駁する」という意味になればよいのですが,そういった動詞型が辞書では確認できません.
そこで,Who are we /私たちはいったいだれなのか/ そのことを否定するなんて
といった考えられないような意味の取り方をしなければなさそうです.
「もしそれが彼女の見方なら,それを否定するなんて,私たちは何様なのでしょう.
文脈は医局長の決定で延命措置は取らないことにしたが,その前回人工呼吸で助かった少女が,前回と状況が変わらないのに,それを取りやめたことに家族も看護婦をも納得がいかない.
自分たちが信じていない決定をどうして認められただろうか. 次の英文の前半は明白です.「私たちに何かをする権限があるだろうか.」問題は後半の such
matters that we feel strongly about
feel strongly aboutは「はっきりとした意見を持っている」(活用英和)
そこで,「私たちには自分たちがはっきりとした考えあることに対してなんら行動を起こす権限はないのでしょうか. どうも,なさそうです.」とでもなりそうです.