1995年入試より2001年入試まで,研究社「英語問題の徹底的研究」編集委員として,大学入試問題の《全文訳》や[解答]解説:−を担当してきました。特にこの7年間慶応大学・環境情報の問題を担当したことは私にとって大変貴重な経験となりました。環境情報の問題を解くにあたっては,英語そのものを読む前に,背景知識を入れることなども覚えました。
また,この間にパソコン通信からインターネットへと環境が変わり,入試問題の出典もかなりの確率で確定できるようになりました。いつかの年の早稲田・社会学部では4題中3題までわかったことがありました。そんなわけで,毎年2月〜4月は入試問題と格闘してきましたが,大変残念なことに2001年度版をもって休刊となりました。
2002年度入試からは,旺文社の「全国大学入試問題正解」の解答者に加えてもらいました。こちらは,全訳,英作文は別の方が担当,解答につける解説はきびしい字数制限があり,ほとんど書けません。そこで,問題の印象がほとんど残らずに,2002年度(書名は「2003年度受験用 全国大学入試問題正解」)については自分がどこの大学のどの学部を担当したかも覚えていない状態。問題,解答については本冊が発売される以上,ここに記すことはできませんので,備忘録として,問題を解いた印象とか,英文の原文を載せたいと思います。