Wrong about Japan by Peter Carey

ただ今読書中

(2005年2月13日)

2005年は2月以来ずっと雑用が入って,本を読む心の余裕がありません。

この本はたまたま開いていたTIMEで紹介されていて,それを偶然見たのも何かの縁だと思い即注文,寝る前に数ページずつ読み始めました。

ただ,2月は入試問題正解,3月は入試問題正解と平行して文英堂から出る入試実践力ビルダー標準編,実践編と原稿書きが続き,それを終わるか,終わらないかという時点から同じく文英堂から出版予定の語法の参考書のデータ集めが始まり,全く心の余裕がありませんでした。寝る前に1ページも読むと眠ってしまうという状態が続き,今朝最後の3章を文字通り残務整理のように目を通して最後までいきつきました。

日本のアニメびいきの息子Charleyと作家の父親の日本滞在記。もともと取材を兼ねてということで,アニメの制作者などを訪ね,アニメの原点を探る,という設定です。最初の浅草の日本旅館のイメージはあるのですが,その後の刀鍛冶への訪問,ガンダムシリーズを手がけた富野由悠季氏とのインタビュー,Blood:The Last Vampireの制作者とのインタビューなど,実は要領を得ませんでした。本人もそのことには気づいていたようです。最後はスタジオ・ジブリへの訪問。日本滞在中,案何してくれたアニメオタクでCharleyがインターネットで知り合ったタケシの友情。

総語数2万8千語と短い物語でしたが,なんと5ヶ月もつきあっていました。あまりに断片的に読んだために全体像が見えないままに終わってしまいました。

(2005年7月19日)