Remember Everything you read
           They Evely Wood 7-Day Speed Reading
           & Learning Program

 またしてもディベートの季節になり,本を読む時間がとれません。それから,3週間前ほどから米国初のテレビドラマにはまって,BSで放送されたthe West Wing Season 2(ザ・ホワイトハウス),それから24 HR season 2と立て続けにみました。1シーズン24本ということで,かなりの時間をテレビを見るのに過ごしてしまいました。表記の本はどういう経緯で購入したかまたしても忘れました。おそらくAmazonのおすすめリストから購入してしまったのだと思います。

 速読系の本は遠い昔に何冊か読んだことがあり,その度に「こころの中で声を出す」(subvocalization)をしてはならない,視覚でとらえよ,目の移動をできるだけ少なく,といった忠告を受けましたが,私はそれでは読んだ気がしなくて,依然としてsubvocalicatinonをやっています。これも大昔ですが,自分は1分間に何語読めるか記録したことがあります。(20年以上前)当時は語数を調べるのは大変でしたので,1ページ平均の語数をだいたいだして,時間を区切ってwpmを出しました。当時読んでいたのは「大草原の家」シリーズで児童向け。これで200語ぐらいで,結構つらかったと思います。そこで,私の読む速度は200語前後,といってきました。この本でも,2カ所で自分のwpmを計る場所があります。ちょっと意識して速く読んだので,200は超えていましたが,それでも,300というわけにはいきません。

 生徒に恒常的に指導したときがあって,その時は800語ぐらいの英文を読んで,自己申告で時間をいってもらい,場合によっては T or Fテストをして,その正解率を掛け合わせる。(たとえば,全問正解ならそのまま,80%なら,wpmに0.8をかけるというふうに)この平均が50語前後でした。なかには,1時間では読み終わらない,という測定不能の生徒も何人かいました。最高の生徒は200近くだす生徒もいましたが,これには2パターンあって,ただ目でおっただけで,理解が伴わない生徒と本当に200近くで読んでいる生徒です。この本は指で文章をなぞって,リズムよく読み進めるという手法をとります。たしかに,指で英文をなぞってみると自分の目が随所でとまっていることがわかりますが,速読の本によれば,目が動いているときには文字を読むことはできないので,目が移動し,止まり,そしてまた移動という作業の繰り返しのようですから,指でなぞるのはかえって逆効果かもしれません。

 いずれにしろこの本の主旨を理解し,実践するにはEvelyn Woodの速読講座に参加する必要がありそうです。

 速読の本だったでの,それなりに速読しましたが,半分以上は学生対象のテスト勉強,レポート対策にあてられているので,大学生が読むといいかもしれません。

 

(2004年10月24日)