Open and Shut by David Rosenfelt

 2004年最初の1冊は法廷もの。
 この本もどういう経緯で知って,どうして購入したのか覚えていません。英語が易しく,テンポがいいので,気持ちよく読めました。 初めてグリシャムの本を読んだ時の印象と非常によく似ています。これが処女作で,弁護士,死刑囚,そして正義感に満ちた主人公が巨悪に単身挑む。理解のある裁判長。都合良くでる証拠や証人。いずれもグリシャムと共通した感じです。
 ところで,法廷場面は映画やテレビではよく見ますが,それを忠実に描いた小説はあまり読んだことがありませんでした。グリシャムも法廷場面そのものはそれほどなかったと思います。この本では,私の印象では半分ぐらいが法廷の場面の感じ。法廷で検事,弁護士が交わす,「異議あり」「却下」などが頻発します。


"Objection. Mental illness is not an area of the officer's expertise."
I reply, "I am simply aWe are even more surprised two days later when
Sandy Michelson presents Wallace with a proposal and a
proffer of what Victor's testimony would be. The proposal is for Edward to plead guilty to a conspiracy to
murder charge, which would probably result in his getting ten years in prison.sking the witness to speak to
his beliefs based on his experience."
"Overruled. You may answer."

物語の後半にprofferが名詞として重要な役割をはたしていました。

We are even more surprised two days later when Sandy Michelson presents Wallace with a proposal and a proffer of what Victor's testimony would be. The proposal is for Edward to plead guilty to a conspiracy to murder charge, which would probably result in his getting ten years in prison.

英和辞典には「申し出」という訳語しかありません。

これはどうも「司法取引」のことを指すようです。

ちなみに,動詞は頻出のようで,私が読んで,電子情報化してあるテキストではAmerican Tabloidの6件を筆頭に様々な小説で登場していました。名詞ではこの本が初めてのようです。

前回に続いて,寝る前にベッドでちょっと読むといった読み方だったので,表現を採取できませんでした。

(2004年1月17日)