| 「お遍路さんー、お遍路さーん。」 「はっ、記憶が、記憶が、くそー、暑すぎ。」 「なんだ、グレねこさん?。 しかたないな、これ。」 「・・・・・・、なんですか、その仕方ないって?。」 「はは、歩き遍路さんかと思ったからですよ。」 「うう、見てくれが歩き遍路ですからね。 だけど全身、ゆだってませんよ。」 「あっ、ほとんだ、車遍路だから?。」 「・・・・・・、そういうこと、それじゃ、あれがとう。 うっ、ぬるい。・・・・・。」 ・・・・・・、1時間後。 「今日の四国地方は、38度です。 熱中症に気をつけて、水分はこまめにとりましょう。」 「えっ?、えー、38度?、そんなバカな。 おー、夏休み?。 小学生は元気だね、元気、暑くないの?。 おじいさん、おつかれ?。」 ・・・・・、一時間後。 「暑いよー、厚いよー、38度だよ。 どの角度から見ても、38度ですよ。 もー、イヤだー、イヤだー。 今日は、やめて、やめてくださーい。」 「この暑さを体験することに、修行の意義がありますよ。」 「だったら、あんただけにしてください。」 「うう、うう、同行三人が、三人が。」 「・・・・・・、そんなこと、しらなーい。」 「ふー、ふー、ふー、クラクラ、くら。 こりゃ、まずいかも、しかたないな、うう。 ・・・・・・、あのー、今から宿、入れます?。」 「えーと、あと1時間たったらOKです。」 「はー、こんなクソ暑いのに、一時間?。 やめてくれー。」 「修行、放棄して、ファミレスに入ればOKです。」 「なんだ、そうするよ。 ごめんなさい、お大師さん、はは、はー。」 中国の上海で熱波発生して、3日後に日本に来ると聞いた瞬間。 やめてくれーと叫んだものの、お大師さんに呼ばれたから、車遍路でした。 夏休みだから、お孫さん連れのお遍路さんが多かったな。 だけど、この38度の暑さの中は、修行という名前じゃなくて、危険ですね。 ○萩原健一 渾身の初舞台「朗読活劇レチタ・カルダ」 空海
ネットニュースで知っていましたが、ポスタが貼られ、チラシもありました。 |