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「なむ だいし へんじょう こんごう」・・・・・・。
「きもちいい空気になったね、はは。」
「そりゃ、階段がすごかったからね、はは。」
「おっ、梅?、なんと、すばらしい枝振りですね。」
「えー、花じゃないの?。」
「花もすごいけど、枝振りもね、はは。
見れば見るほど、すばらしい。
枝振りがいいから花も生きてくるんだね、はは。
おお、この角度がいいね、いいね。
札所とのコントラストがいいよ。」
「そんなに、よかったら、写真撮ればいいのに。」
「はは、こんどね。」
「いつのことやら。」
「あっ、鳥?。」
「メジロ?。
タイミングよすぎ。」
「はは。」
阿波の10番切幡寺の境内に咲き誇る梅。
枝振りがしぶいです。
咲いてみないとわからないですが、 花が目立たない季節には、とりわけ豪華な花ですね。
○咲いてみたけど
2016年2月
ここの梅がきっかけで,いろいろなところで梅に遭遇したけど,
やはり鑑賞の仕方がわからないので,ネットでしらべていたら, NHK「鑑賞マニアル 美の壺」ものがあった。
無くなったらこまるので,コピペした。
ちなみに,この鑑賞の仕方で,一番最初に咲いた花というのがあり,
偶然にも,この花の状態で,何枚か撮っていたのはラッキー?だった。
2015年2月
咲いたのをみたけれど, やっぱり,花のどこがいいのかわからない,
元盆栽オタク小学生からして,枝ぶりしか興味がない。 ということで,鑑賞の仕方がわからない。
NHK 鑑賞マニュアル 美の壺
今回の番組は昨年平成23年春に制作したものです。
3月11日の放送予定でしたが、東日本大震災のため放送が延期となってい ました。 そのため、梅・梅林の映像は平成23年春に撮影したものです。
今年は開花が例年より遅れているため(関東で二週間程度)番組で 紹介した満開の様子は まだご覧になれない場合があります。
file203 「梅」
寒さの厳しい冬に咲きはじめる梅。一輪、また一輪と開くたびに、少しずつ春が近づいてくることを感じさせてくれます。気品のある姿、ほのかな香り…梅は古くから日本人を魅了してきました。
壱のツボ 咲きはじめに見ごろあり
冬まっただ中にほころびはじめる梅の花ですが、一本の木はときには1か月もかけながら、ゆっくりと満開になっていきます。そのなかで、一番の見ごろとされてきた時期があります。
園芸研究家の大坪孝之さん
大坪
「桜は満開を観賞するが、梅は違う。梅の花の一輪一輪を楽しむためには、ちらほら咲いたようなときに観賞していただきたい」
1つ目のツボは、「咲きはじめに見ごろあり」
一本の梅の木で、いち早く開いた花と、2週間後に咲いた花を比べてみましょう。先に咲いた花のほうが花びらが大きく、かたちも整っています。また雄しべ・雌しべも太く、勢いよくまっすぐに伸びています。
いち早く花開いた梅の姿に、日本人はさまざまな意味を込めてきました。あでやかに開いた咲きはじめの花と、これから次々と花開こうとするつぼみ。その様子は家の末永い繁栄を思わせ、めでたいものとされてきました。
厳しい修行に励む禅僧も咲きはじめの花の姿に深く心を動かされてきました。
大本山建長寺の僧侶・永井宗直さん
永井
「梅は寒い中にも花開きます。禅僧は、修行に苦しむ自分を梅に置き換えて、いつかこの梅の花のように花開くときが来ると考えてきたんでしょうね」
かれんの中にも力強さを秘めた咲きはじめの花。それこそが、梅の真骨頂なのです。
弐のツボ 枝ぶりがつくる老成の美
室町時代の絵師・狩野永徳の「四季花鳥図襖」の春の場面の主人公は梅の老木です。のたうつようにくねる、太い幹。ピンと伸びる枝は何度も「く」の字に折れ曲がり、複雑なシルエットを生み出しています。老木の威厳ある姿は花のかれんさと相まって尊ばれてきました。
園芸研究家の上田良就さん。
上田
「太い枝がまばらにある。肌がごつごつしている。幹や枝が斜めになっている。そういう老木の姿は古来 『疎痩横斜(そそうおうしゃ)』
という言葉で表わされ、尊ばれてきた。長寿への憧れを梅に託しているということじゃないですかね」 2つめのツボは、「枝ぶりがつくる老成の美」
梅は若木の頃、細い枝をどんどん上へ伸ばし、ほうきを逆さにしたような形になります。それが永い歳月の間に風雪にさらされていくうちに疎痩横斜の枝ぶりになっていきます。
このような姿を早くつくりだすために、木が若いうちから「仕立て」という作業をすることがあります。根元から掘り起こして斜めに植え直し…枝を横に寝かせ、ひもで縛って固定。幹を傾け、枝を横に広げることで、古びた味わいのある姿に近づけるのです。
もうひとつ、疎痩横斜の枝ぶりにするために必要なのが剪定(せんてい)です。 造園会社・社長の松本孔志さん。
松本
「梅の木というのはいくら切っても大丈夫なんです。あまり桜は切らないけど、梅は切ったほうがいいといいます」
剪定では芽のすぐうえで枝を切ります。その芽から新しい枝が伸びると、「く」の字のかたちが生まれ、老木に近いシルエットになっていきます。
鎌倉・瑞泉寺には、剪定を長年続けた結果生み出された傑作として梅の愛好家の間で名高い名木があります。複雑に曲がりながら縦横にうねりを見せる枝。老成の美の理想とされる疎痩横斜を見事に体現しています。
祖父の代から3代に渡ってこの梅の樹を剪定してきた植木職人の石渡 茂さん。
石渡
「剪定をすることで、枝がいい曲線を描いて梢(こずえ)までいっている。手をかけていると梅は答を出してくれる」
参のツボ 歩いて愛(め)でる色模様
続いては、たくさんの梅を見ることができる梅林の観賞法をご紹介します。神奈川県湯河原町の湯河原梅林では、さまざまな品種の4000本の梅が山裾の広大な斜面に植えられています。
この梅林で長年ガイドをしている小石川 保さんは梅林を楽しむ秘けつは歩きまわって視点を変えていくことだと言います。
小石川
「一歩一歩、歩くごとに、白と赤が交互に咲いて、万華鏡のようにいろいろ変わっていくと。そういうところが歩いてみての楽しみじゃないでしょうかね」
3つめのツボは、「歩いて愛でる色模様」
江戸時代、さまざまな品種を育てる園芸がブームになりました。当時出された梅のカタログには珍しい品種が数多く紹介されています。そして、さまざまな梅を集めた梅林が各地につくられていきます。樹から樹へと散策しながら花を見るという楽しみが生まれたのです。
なかでもぜいを尽くしたのが大名庭園の梅林。水戸藩主・徳川斉昭がつくった偕楽園には3000本以上の梅が植えられています。ここには歩きながら梅を楽しむための演出が施されています。
50年以上、偕楽園で梅の世話をしてきた伊藤
茂さんに歩き方を教えていただきました。まず、現在多くの人が利用する東門ではなく、本来の表門から入るのが肝心と言います。
表門をくぐると…広がっているのは、うっそうとした竹林と、杉の木立。薄暗い空間を抜けると、視界が開け、梅林が広がります。最初はあえて梅を見せずに期待を高め、後で梅林に入ったときに梅をひときわ華やかに見せるための演出なのです。
梅林散策の前半は、白い花と老木が主役の渋く落ち着いた世界。
続いてのエリアでは鮮やかな色の花をふんだんに見ることができます。
伊藤茂さん
伊藤
「偕楽園の場合では白が主体として植えられていますが、白をずっと見てきたなかで赤を見ると華やいだ気持ちになると思います」
梅林散策の最後には、大きく育った木が集まるエリアにたどりつきます。白と赤が入り交じり、引き立てあってひときわ華やかな雰囲気です。
みなさんも梅林を歩いて花々が織りなす色模様を味わってみてはいかがですか?
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