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「大師堂のよこに池があるね、これかな伝説のやつ。」 「えー、またまた大師伝説、こんどはなに?。」 「お大師さんが、杖を突いたら水がわきでてきたらしいよ。 干ばつで苦しんでいた農民を救ったんだって。」 「へー、ここがそうなの、それにしても、水が澄み切っていないね、ただの池じゃない。」 「えー、そんなこといわないで、もう一千年前の伝説だからね、はは。」 「こんにちわー。 今日は天気いいですね、ポカポカしてますね。」 「ひさしぶりに、いいお天気ですよ。 だけど夕方から雨なんですよ。」 「えー、ひょっとして雨男、雨女の私達がきたからかな、はは。 大師堂横の池、あれがお大師さん伝説の湧き水ですよね?。」 「はは、ちがう、ちがう、あれはここからちょっと離れたところですよ。」 「えー、ここじゃないの。」 ・・・・・数分後・・・・。 「へー、ここが本当の伝説の地。」 「あんたが間違えただけじゃない。」 「はは、すみません。 だけど、こりゃ、なに。 湧き水というより、公園じゃない。 それも、コンクリートで塗り固められた、近代的な公園じゃない。 情緒ないな。 おっ、いましたよお大師さん。 おー、こりゃすごい湧き水。」 「すごーい、きれい。」 「懇々と湧き出ている感じたね、水の質がちがうよ、こりゃ。 私の田舎にも、こんな湧き水が何箇所かあったな、なつかしい。」 「あっ、魚がいるけど、なに?。」 「鯉だな、ありゃ、なんでこんな湧き水にいるの、淡水魚のギャングだよ、鯉は。」 「はー、なんで?。」 「雑食だから、なんでもかんでも食べちゃうから生態系を破壊するんだよ。」 「えー、そうなの、だけど藻がいっぱい生えてるけど。」 「はは、食べきれないんじゃない、はは。 あれー、この水草は「アナカリス」、いや水がきれいだから「クロモ」かな。」 「あの、ここは大師伝説の地ですから、あんたの趣味の鯉の話とか、水草の話は必要なし!!。」 「うう、すみません。あっ、お遍路さん?。ここで、野宿かな。」 伊予の48番西林寺の西南方向、150メートルぐらいのところにあります。「杖ノ淵」。 周りがコンクリートで固められて、完全な公園です。 お大師さんがいなかったら、普通の湧き水公園です。 ちなみに、ここは48番西林寺の奥の院だそうです。 ○名水
○情報
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