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「写真で見たら、デカそうだったけど、等身大じゃない?。」 「かわいいよ。」 「か、かわいい。 うーん、お不動さんが、かわいい。 あんたの美的感覚、おかしくない?。」 「だって、かわいいからしかたないじゃん、ふふ。」 「ふー、あそこに天念寺があるから、おつとめして次へ行くよ。」 「はいはい、もー、仏像マニアには、つき合いきれないよ。」 今日は、石仏ツァー?。 こっちは、お土産目当てだから許してやるよ。」 「・・・・・・、胎蔵寺。 えー、この階段を登るの、ガタガタじゃん、イヤだー。」 「そこに杖あるから、どうぞ。」 「はは、わたしたち慣れてるからいいですよ、はは。」 「うおー、うおー、デ、デカイー、みたみて、みてー。」 「・・・・・、なんですこれ、これも石仏。」 「ま、磨崖仏と呼んでもらいたいですね。」 「えっ、四国の71番弥谷寺にあったやつと違うよ。」 「でかすぎるよ、迫力ありますよ。 左が不動明王で、右が大日如来です。 それじゃ、おつとめしますよ。」 「・・・・・?。」 「えーと、この上に国宝がありまして。」 「えー、また登るの?。 富貴寺?。 なんなんだよ、もー。」 「あっ、やっぱり無理、雨だからね、中身えないね、ガッカリ。 ここの大堂は国宝なんだよね、本尊の阿弥陀如来坐像、国の重要文化財なんだよね、 残念。 それじゃ、おつとめしますよ。」 「・・・・・・、ちょっと、ちょっと、今日は仏像ツァーじゃないの?。」 「はー、違いますよ、違います。 仏像ツァーなんか、マイルールに反しますよ。 車で、お寺参りは、巡礼ツァーなんだから。 それが、マイルールでしょ。」 「はー、今日は巡礼ツァーだったの、だったら、ここはなに?。」 「国東六郷満山霊場です。」 「はー、なにそれ?。 ろくごうまんざい?」 「・・・・・、ちがうよ。 よく聞いてよ、ろくごうまんざんです。」 仏像、石仏マニア?にはたまらない霊場かもしれません。 宇佐神宮に寄ったとき、大分県の国東半島にある霊場を巡ってみました。 各お寺の石仏仁王さんが、いい味だしてました。 ちなみに、全国の8割が、ここにあるそうです。 ○国東六郷満山霊場(くにさきろくごうまんざんれいじょう)一覧
一番 報恩寺 千手観音
○書籍 「国東六郷満山霊場めぐり 改訂版」(B6判・158ページ) |