お気楽、お四国巡り 札所の疑問・情報

えっ、飲み込んだ星が、剣になったの?。

「おお、観光客がいるな?。
やっぱり、ここも観光名所になってるんだね。
あれ、なんで、洞穴が2個あるの?。」
「こっちがすみかで、あっちが修行道場じゃない。」
「へー、贅沢。はは。」
「はは、はー。変なツッコミ。」
「「虚空蔵求聞持法」で、ご真言を100万回唱えたら、
抜群の記憶力が宿るそうだけど、お大師さん、もともと頭がよかったのに、
さらによくなりたいと願ったんだね。
欲張りだな。はは。」
「はは、はー。変なツッコミ。」
「100万回唱えた瞬間に、明星が口から入ったそうだけど、
星を飲み込んだら、熱くなかったのかな?。
飲み込んだら、消化不良おこさなかったの?。」
「またまた、変なツッコミ。」
「たしか、はき出したら、剣になって海に沈んだらしいよ。」
「えっ、そうだったの?。しらなかった。」

お遍路さんだったら、誰でも知っている。
知るようになる室戸岬の「みくろどう」。
修行したら、明星が口に入ったそうですが、
その後、はき出されて、剣になって海に沈んだそうです。
剣はいまどこにあるのでしょうか?。

○有名な言葉

お遍路さんだったら誰でも「三教指帰(さんごうしいき)」 に書かれていることは知っているけど、
どこにあるか知らなかったので、調べたら序文にありました。

「阿国大滝岳にのぼり、土州室戸崎に勤念す。谷響きを惜しまず、明星来影す」

ツッコミを入れたら、「谷響」とありますが、修行したところには谷なんかありませんけどね。
「谷が響いた」と訳している方は、室戸へ行ったことないんじゃないですか?。
いろいろ調べたら「谷」=「ハサマ」=「ハザマ」=「岬」=「峡」とありました。

○高野大師行状図画

元ネタは弘法大師の生涯を絵解きに解説本にありました。
いろいな、絵解きものがあるそうですが、書籍のものは、
親王院本「高野大師行状図画」だそうです。

「弘法大師伝承と史実―絵伝を読み解く」 [単行本]

武内 孝善著
朱鷺書房  2008/07発行
ISBN-10: 4886022006
ISBN-13: 978-4886022004

○参照

えっ、飲み込んだ星が、石になったの?。へリンク
みくろどうって,ぴ,ピカチュウ?へリンク


○明星

金星だそうです。
これが「虚空蔵菩薩」を表す星座だそうです。

○修行

教典 「虚空蔵菩薩能満諸願最勝心陀羅尼求聞持法」
真言 「のうぼう あかしゃ ぎゃらばや おんありきゃ まり ぼり そわか」
回数 100万回

○お釈迦様も、あけの明星。

お釈迦様は、12月8日の早朝、
明けの明星が輝くとき悟りを開いたとあります。


○三教指帰 序(原文より)

文之起、必有由。天朗則垂象、人感則含筆。是故鱗卦篇、周詩楚賦 、動乎中、書于紙。雖云凡聖殊貫、古今異時、人之寫憤、何不言志。余年志学、就外子阿、二千石文学舅、伏膺鑽仰。二九遊聴槐市。拉雪蛍於猶怠。

怒縄錐之不動、爰有一沙門、呈余虚空蔵聞持法。

其経説、若人依法、誦此真言一百万遍、即得一切教法文義諳記。

於焉信大聖之誠言。

望飛焔於鑽燧、

躋攀阿国大龍嶽。

勤念土州室戸崎、谷不惜響、明星来影。

遂乃朝市栄華、念念厭之、巌藪煙霞、日久飢之。

看軽肥流水、則電幻之歎忽起、見支離懸鶉、則因果之哀不休、触目勧我、誰能係風、爰有一多親識、縛我以五常索、断我以乖忠孝、余思、物情不一、飛沈異性、是故聖者駆人、教網三種、所謂釈李孔也、雖淺深有隔、並皆聖説、若入一羅、何乖忠孝、復有一表甥、性則佷戻、鷹犬酒食、昼夜爲樂、博戲遊侠、以爲常事、顧其習性、陶染所致也、彼此両事、毎日起予、所以請亀毛以爲儒客、要兔角而作主人、邀虚亡士、張入道旨、屈假名児、示出世趣、倶陳楯戟、並箴蛭公、勒成三卷、名曰三教指帰、唯写憤滿之逸気、誰望他家之披覧、于時、延暦十六年臘月之一日也。

○三教指帰(さんごうしき、さんごうしいき)

延暦16年(797年)12月1日、空海が24歳の時に書いた、出家宣言書。

仏教が最高だから、出家しますと言い放った書籍。
演劇風に登場人物があり、蛭牙公子(しつがこうし)、兎角公(とかくこう)、亀毛(きもう)先生、虚亡隠士(きょぶいんじ)、仮名乞児の五人がそれぞれ言い争い?で仏教が最高だと決着がつくのがおもしろい。

儒教の亀毛先生
道教の虚亡隠士
仏教の仮名乞児(空海?)

蛭牙公子のダメ男、ならずもの
兎角公の貴族