お気楽、お四国巡り 札所の疑問・情報

空海さんの義犬伝説は、ご禁制の小麦の持ち出しでした。

「・・・・・・、それなんです、それ?。」
「ふふ、かわいいでしょ。」
「まさか、お大師さん?。
それは、ひょっとして、筆?。」
「ピンポーン、金剛杖じゃなくて筆です。」
「・・・・・・、なんで杖をもってないの?。」
「それはそれで、いいとして、傍らにいるやつは、誰?。」
「ふふ、どこから見ても、犬です、犬?。」
「はー、お大師さんの犬といえば、高野山の白黒の二匹の犬だよ。
それ、一匹ですけど。」
「・・・・・・、これには、悲しい悲しいお話があって、・・・・・。」
「昔話するの?、興味ないよ、興味なし。」
「えー、聞かなきゃ、忠犬の話だよ。」
「はー、興味なし、はやくカタパン買いにいくよ。」
「・・・・・・、そんなに聞きたくないの、ふー。
空海さんが中国から買えるとき、小麦を持って帰りました。」
「・・・・、長そうだから、私だけで買いに行くよ。」
「えー、聞いてくれないのー。
今日のためにネタ仕込んだのに、ガッカリ。」
「はー、しらなーい。」
「あんたの話がいつもマンネリしてるからだよ。」
「えっ、えー。」

讃岐の74番甲山寺から75番善通寺へ至るところに、
番外札所の仙遊寺、そして、義犬伝説というものがありました。
うーん、お大師さんもご禁制の小麦を持ち出してしまったんですね。
だけど、小麦ってシルクロードで伝わってきたから、ご禁制じゃないでしょ?。

○キャラクター

善通寺空海まつりイメージキャラクター

善通寺西高等学校デザイン科卒業生(大池・大路・清水・有地・内田・亀山・池田さん)の制作。
善通寺市の偉人、弘法大師とその義犬伝説にちなんでイメージ。
身長48㎝の「こーちゃん」と、身長20㎝の「だいちゃん」。

○うどんの元は小麦。

唐での留学を終えた空海は、日本に帰るとき、小麦の種を持ち帰ろうとしました。
しかし、当時、小麦の国外持ち出しは禁止されていて、唐の役人が小麦の臭いを嗅ぎわけることのできる犬を使って、国外持ち出しをチェックしていました。
そこで空海は、足のふくらはぎのところを切って、その中に小麦の種を隠していました。
検査のとき、犬は空海のところで吠えましたが、小麦を隠していることは発覚しませんでした。
空海はその犬を不憫に思い日本に連れて帰りました。
その犬が死んだときに葬られたところが、現在の善通寺国立病院近くにある犬塚だということです。

○薬草伝説

唐に留学していた弘法大師が天竺の国に行った時のこと。天竺の国王は大切にしていた薬草を持ち出されないように、番犬を使って畑を管理していました。
他では手に入らない薬草を何とか手に入れたいと考えた弘法大師は、3粒の種を足の股の肉を裂いてその中に隠して持ち帰ろうとしました。
ところが1匹の番犬がひどく吠え、問いつめられた弘法大師は盗んでないといい通し、犬は番人に叩かれて死んでしまいます。
かわいそうに思った弘法大師は犬の死骸を持ち帰り、長安で真言の秘法を施して生き返らせます。
薬草とともに犬も一緒に帰国し、その後、死んだ犬を祀ったという話です。