| 「すみませーん、私たち歩くの遅いから、先に行っててください。」 「はは、いいよ、いいよ、これも何かの縁だから、お大師さんのお導きじゃない。」 「そうですよ、いつも相方が話し相手で、つかれてましたからね。」 「はー、なんかいいましたか。」 「ふふ、あんたら夫婦漫才だね。」 「それにしても、このあたりはお遍路さん見かけませんよね。 なんてですかね。」 「札所へのルートが何通りかあるからでしょうね。」 「ここら当たりに来れば、自分で好きな道を選んでいるんじゃないですか。 ほらほら、脇道からお遍路さんが出てきましたよ。」 「いやー、あのリアクションみてたら、道に迷ったんじゃないですか。」 「おーい、どうした?。」 「道に、迷っちゃって、よかった、あななたちに会えて、ホッとしましたよ、はは。」 「お遍路さんみたら、ホッとしますよね、はは。」 「わたしも、道に迷ってないことが確認出来るから、ホッとしますよ、はは。」 「・・・・・・・、また道迷いの話し、うう。」 「ほらほら、そんなこといってたら、またまた、合流ですな。」 「ここから、札所まで、近いから、集まってきたんですね。」 「こんにちわー。」 「おっ、こんにちわ、へー、久しぶり、元気にしてた。」 「元気、いつも元気ですよ。」 「何巡目?。」 「はは、3回目。」 「うおー、抜かれちゃね、はは。」 わいわい、がやがや、わいわい、がやがや。 「よーし、札所到着ですよ、ふー。 トイレ、トイレ。」 「それじゃ、みんなでおつとめします?。」 「それいいですね、いいかも。」 「仏説・・・・・・・・。」 「へー、みんなイントネーションが違うな、おもしろいね。」 「自己流、自己流ですよ、はは。」 「それじゃ、納経しますから。」 「わたし、納経していないから、ここで。」 「・・・・・・・、なんか、みんな、みんなを待ってませんか。 ひょっとして、これからしばらく一緒、掛け連れってこと。」 「はは、なんなんだ、この一団。 「西遊記じゃない。」 「えー、おいらは猪八戒?。」 偶然に集まって、必然的に離れていったお遍路さんたち。 人それぞれのペースがありますが、なぜかタイミング的に 集まれる、集まれた、集まされた一団でした。 女一人に、男三人、キャラからして、どこからみても、西遊記でした。 「うーん、相方?、夏目雅子というよりも、・・・・・。」 「誰なんだよ。」 「その顔は阿修羅?。」 「コテコテのオチやね、はは。」 |