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「おー、富士山、富士山。 パチパチ、パチパチ。」 「なに、興奮してるの?。」 「こんなに近くで富士山みたことないから。」 「ふーん、私は、五合目までいったことあるけどね。」 「えー、登ったの?。」 「観光バスで、はは。」 「なんだ、車なの?。 それじゃ、私のリクエスト、聞いてくれるの?。」 「はー、なんのこと?。」 「富士登山ですけど?。」 「お遍路で忙しいから、ダメ。」 「えー、こんな近くに来たのに?。」 「今日は、西国巡礼のお礼参りだからでしょ。」 「ふー、善光寺ですね、ふー。」 「しかたないな、時間あるから、登っちゃうよ。」 「えー。」 「・・・・・・・、えっ、道が狭くなってません?。 料金所がどこ見てもありませんけど、なんでー。」 「ここでも、迷子?。」 「はは、引き返します、やっぱり、観光バスの後ろにしたがったら、 よかったかな、はは。 うっ、上り坂ばかりですけど、うう、霧?、ガス?。 恐いよー。」 「はー、四国の山で、なれてるでしょ。」 「うう、高さのレベルが違うよ、うう。」 「おっ、おー、四合目?。」 「もう少しですよ、ふー。 「ここまで来たら、迷子にならないね、ふふ。 だけど、ガス?、霧?、雲?ばかりですけど、ガックリ。」 「うう、ガックリですか、私がここに来たときは、365度、なーんもなかったけどね、はは。」 「それって、自慢?。」 「ふー、観光客、おおいね。」 「げっ、10月下旬なのに、なんで、寒くない?。」 「そりゃ、富士山ですから。」 「こんな時のために、ダウンジャケットどうぞ?。」 「準備良すぎ、ふー、お土産、お土産。 ふー、ちょっと買いすぎじゃない?。 はー、富士山が見えないから、やけ買いだよ、ふふ。」 「これこれ、これも買ってね。」 「はー、なに?。」 「金剛杖。」 「えー、金剛杖?。」 「六角形ですけどね、鈴付いてますよ。」 「えー、お遍路さんの金剛杖とちがうね。」 「富士山は、六根清浄だからね。」 「はー、それなに。」 西国三十三所巡りの、お礼参り。 長野の善光寺へ行くついで?に、富士山の五合目に車で、 登ってみました。 いつもの、迷子で、ナビにとんでもないところへ案内されましたが、 無事に駐車場へ。 雲がかかり、頂上は見えません。 だから、お土産三昧でした。 そこで、金剛杖発見。 四国のものとは、ちがい六角形でした。 帰り際、なんと雲が晴れて、富士山登場。 またまた、感動の拍手をしたのでした。 やっぱり、富士山って、いいですね。 富士山へ登るときは、この六角形の金剛杖、 白装束、わらじばきどこかで、聞いたことがありました。 山伏、修験道ってことでしょうか。 まだまだ、日本の巡礼はわからないことばかりでした。 ○六根清浄(ろっこんしょうじょう)
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