お気楽、お四国巡り マイカーを、お遍路に染める。

おー、なつかしーい。山本リンダのどうにもとまらない。窓開いてますよ。

「よーし、ここから気合ですよ。
車移動が長いからね。はは。
それじゃ、今日のために用意してきた曲流しまーす。」
「・・・・・・・・、おつとめ?。」
「いや、ちがいます。」
「・・・・・・・・、和田アキ子に、BoA。」
「いや、ちがいます。」
「だったら、なに?。」
「70年代総集編です。」
「・・・・・・・・、あんたの世界はしらなーい。」
「だったら、聞き流して。」
「おやすみなさーい。」
「おー、なつかしーい、これいいな。」
「うるさいな、寝られやしない。」

・・・・・・・・、数時間後。

「おーい、札所近いよ、あと数分でーす。
起きてくださーい。」
「うう、眠いなー、眠い。」
「・・・・・・・・・、えっ、山本リンダ?、どうにもとまらない。
おー、おー、なつかしいー。
ちょっとボリウムあげるかな。」

うわさを信じちゃいけないよ
私の心はうぶなのさ
いつでも楽しい夢を見て
生きているのが好きなのさ

「うわー、こりゃ、いいやー。
あっ、札所到着。
最後まで聞いたら、お参りね、はは。」
「私は他人、私は他人。
おどらないでよ。」
「はは、なんで踊れるの知ってるの?。」
「・・・・・・・、カラオケで踊ってましたよ。」
「はは、お酒の勢いでね、はは。」
「それと、車の窓が開いてますよ。」
「えー。」

歳を重ねてきたら、未来より過去のことが気になり始めました。
昔、歌っていただろう、昔、踊っていた、山本リンダが懐かしい。
大音響で聞いていたら、車の窓が開いていました。

○どうにもとまらない

歌:山本リンダ
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

うわさを信じちゃいけないよ
私の心はうぶなのさ
いつでも楽しい夢を見て
生きているのが好きなのさ
今夜は真っ赤なバラを抱き
器量のいい子と踊ろうか
それともやさしいあのひとに
熱い心をあげようか

※ああ蝶になる ああ花になる
恋した夜は あなたしだいなの
ああ今夜だけ ああ今夜だけ
もうどうにもとまらない※

港で誰かに声かけて
広場で誰かとひと踊り
木かげで誰かとキスをして
それも今夜はいいじゃない
はじけた花火にあおられて
恋する気分がもえて来る
真夏の一日カーニバル
しゃれて過ごしていいじゃない