| 一面 |
一面二臂 |
不空羂索経巻九、広大解脱曼撃羅品(大20・1092)
左手に鉞斧、右手に蓮華と葉茎を持ち半跏趺坐する馬頭のみで、胎蔵図像に出すが、「覚禅鈔」には頭上に蓮華・化仏が付く。
|
大妙金剛経(大19・965)
身は碧色、赤色の光明を放ち(図では火焔)右手に蓮華を挙げて持ち、左手に軍持、半跏趺坐。その他、頸四肢に蛇のまとい付く忿怒身もある。
|
| 一面四臂 |
大方広曼殊室利経(不空訳・大20・
1101)
二手は馬頭根本印、右手に鉞斧、左手に蓮華を持って丁子に立った忿怒相。
頭上に馬頭を置く。別に両脚を前へ突出した坐像もある。また荷葉座に輪王坐の姿もある。
|
| 三面 |
三面二臂 |
陀羅尼集経六、何耶掲喇婆観世音菩薩法印呪品
中面は菩薩面、左は瞑怒面、右は大笑面、三面共に天冠・化仏がある。
中面上に碧色の馬頭を置く。左手の紅蓮華には、花台に化仏を載せ、右手に如意宝
珠の立像。上に天蓋・天女、珠から種々の宝を降らす。
|
胎蔵現図曼荼羅
身は赤色、中面は仏部、右面は蓮華、左面は金剛部の三徳を表現する忿怒面。
順に金線冠を頂き化仏の後から白色の馬頭が出る。根本印を結び、右膝を立てる輪王坐。
|
| 三面四臂 |
摂無礙経(大20・1067)
三面共に三目、中面に化仏と馬頭。身は赤肉色で忿怒相。
二手で根本印に似た印を結び、
他の左手は拳、右手に鉞斧を持ち、蓮華座に安住の姿。
|
| 三面八臂 |
八字文殊軌(菩提仙訳・20・1184)
二手で印を結び、左手に蓮華・瓶・棒、右手に鉞斧・数珠・索を持つ。蓮華座に輪王坐して大忿怒相。
「別尊雑記」には、火焔を負い、臥した青水牛の背(座具)に蹲踞する忿怒相像を描く。
|
| 四面八臂 |
馬頭儀軌(不空訳・大20・1072 A)
四面とも忿怒相、頭髪が逆立ち、各面は天冠と化仏を頂き、中面上に碧色の馬頭を置く、身を囲って火焔。
二手で根本印、左手は金剛棒・宝輪・念珠、右手は剣・金剛鉞斧、施無畏印、磐石(座)上の蓮華座に輪王坐する。
造像は割合に少く観世音寺・浄瑠璃寺蔵の木造立像。俗間では馬の病気・安全を祈り、修験道に馬加持を修する。
|