| 「なむ だいし へんじょう こんごう」・・・・・・。 「ふー、結願いだね、ふー、3回目終了。 あと1回廻れば、先達の資格ありだね。」 「はー、先達になるつもり?。」 「だいそれたことを考えてるんだね。」 「ふふ、いいんじゃない、泊付けだから。 普通のお遍路さんと違うから、ランクアップするよ。 輪袈裟が違うし、金剛杖も違うから、優越感ありだよ。」 「はー、そんな理由で先達になるの?。 やめてよ、はずかしいから、やめて。 先達になるために、四国を廻ってるの?。 煩悩を滅するためのお遍路でしょ?。」 「うっ、ぼ、煩悩?。 あなたの口から、その言葉が出てくると思ってもいなかっけど?。」 「ふふ、ちょっと勉強したから使いましたけどね、ふふ。」 「うーん、もともと遍路始めた理由が、ご朱印集めの延長だから、 煩悩だらけですよ。」 「・・・・・、ご朱印集めの延長で、輪袈裟と錫杖も集めちゃうわけ。」 「コレクター?。煩悩を滅するお遍路が、 煩悩を増長させてるよ。」 「はは、うう、うーん、鋭い指摘ですね、うう。」 「もー、やめてよ、もう、廻らないよ。」 「うう、うう、反省します、反省。」 「もー、二度と先達の話は、しないでね、もー。」 「ふー、やれやれ。」 「はー、なに、それ。」 ご朱印集めの延長で、四国遍路のアイテムのゲット?。 ある意味あたっていますね。 煩悩を滅する遍路が煩悩を増長していました。 |