お気楽、お四国巡り 遍路の一般常識

懺悔文。呪文唱えたらOK、悪業は説明しなくていいの?。

「次は懺悔やで、懺悔。
反省してよ、反省。」
「あんたは、なにもの?。
私の中に巣くってるやつ?、何者?。」
「だから、懺悔しないとイカンちゅうことや。」

無始よりこのかた貪瞋癡の煩悩に
まつわれて、身と口と意とに造るところの
もろもろのつみとがを、みなことごとく懺悔し奉る

我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋癡
従身語意之所生 一切我今皆懺悔

「これで、いいですか?。」
「よっしゃ、今のところはOKや。」
「はー。」

遍路のおつとめ、懺悔文(ざんげもん)。
仏の前で懺悔です。
うーん、キリスト教の懺悔と同じなの?。
このときの呪文が、懺悔文(ざんげもん)です、
そのままでした。
出典は、華厳経(大方広仏華厳経)四十巻本の普賢行願品だそうです。

○出典

華厳経(大方広仏華厳経)四十巻本の普賢行願品

爾時普賢菩薩摩訶薩。欲重宣此義。普觀十肩。而説偈言

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我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)
皆由無始貪瞋癡(かいゆうむしとんじんち)
従身語意之所生(じゅうしんごいししょしょう)
一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)

○訳文

無始よりこのかた貪瞋癡(とん、じん、ち)の煩悩に
まつわれて、身と口と意(こころ)とに造るところの
もろもろのつみとがを、みなことごとく懺悔し奉る

○東海道五十三次

華厳経と言えば、東海道五十三次が有名ですね。
華厳経の入法界品に、文殊菩薩が弟子の善財童子に53人の師から、
教えを受けさせて普賢菩薩のところで悟りを開かせるものがあります。
これから、江戸を穢土とし、京都を普賢菩薩の浄土として、
穢れた土地から浄土へ、53の宿場を作ったと云われています。