お気楽、お四国巡り 遍路の一般常識

光明真言の刻印。16番観音寺。

「阿波の札所も、ここで終わりか?。
おつとめも、22ヶ所分もしてきたから、だいぶなれてきたな。はは。
この季節だと、ここもお遍路さんが多いな。
あれれ、あのお遍路さん、
私たちとちょっと違うな、なんでかな。」
「えー、白衣着て、杖付いて、傘かぶって、
同じですよ、どこか違う?。
歳が違いますよ、ふふ。」
「・・・・・・・、なんだろう。
あっ、白衣のえり。
何か模様があるよ、あれはなに?。」
「あれね、あれ、お大師さんの光明真言みたいよ。」
「はー、なんで知ってるの?。」
「・・・・・、有名な話しだよ。
遍路解説本に必ずありますよ。」
「えー、だったら、私たちもあれにしたかったな、どこで売ってるの?。」
「売ってるんじゃなくて、ハンコを白衣の襟に押してもらうみたいよ。」
「おー、押してもらうだけね。
だったら、私たちが着ている白衣にもOKだね。
それで、それで、どこで押してくれるの?。」
「それは、16番観音寺です。」
「・・・・・・、えー、ここ23番だよ、引き返すの?、えー。」

真新しい遍路装束に身を包み阿波の徳島、23番薬王寺で、ちょっと変わったものを発見でした。
白衣のえりに、なにか模様が書かれています、なんだろうと聞いてみたら、「光明真言」だそうです。
えー、光明真言といわれても、漢字でもひらがなでもありません、読めません。
「梵字」だそうです。
どこで書いてもらったのかと聞いたら、16番観音寺だそうです。
えー、ここは23番、通り越しています、もう押してもらえません、トホホ。
正確には書いてもらうというよりも、押してもらうそうです。

○光明真言の刻印

おつとめで、必ずでてくる、光明真言。
「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばり たやうん」
弘法大師が光明真言を梵字でお書きになったものを刻印(木版)したもので、
墨汁(ぼくじゅう)を付けて、白衣の両えりに押してもらえます。
乾くまで着れないのがちょっと不便でした。

・押してもらえるもの。

左えり 「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら」
右えり 「まに はんどま じんばら はらばり たやうん」「観音寺」「朱印」

料金 2,000円(2011年現在)

・押してもらったら何かいいことがあるの。

光明真言自体に、「すべてのわざわいを取り除くことができる強力なパワー」があります、
これを常に身に着けているということです。
だから、輪袈裟と同じパワーがあるということで、この刻印がある、白衣を着ていると、
輪袈裟をつけなくてもいいということです。

・白衣は洗濯できるの

特殊な墨汁(ぼくじゅう)なので、乾けば洗濯が出来ます。

○参照

おっ、渋すぎる板絵光明真言曼茶羅図は元30番善楽寺もの。29番国分寺。へリンク。